JMCAA会員インタビューvol.19 佐々木勇太先生

JMCAA会員インタビューvol.19 佐々木勇太先生

2020.01.17

令和2年、新たな年を迎えられたみなさま、今年はどんな目標を立てられましたか?
鍼灸師として技術向上、お客様とのさらなる関係性の構築、情報交換ができる横のつながり…求められるものはそれぞれですが、意欲旺盛に毎日を過ごされる会員の皆様をJMCAAは今年も応援してまいります!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
佐々木勇太先生

 

今回インタビューさせていただいたのは、秋田県横手市「ここみ治療院よこて」・宮城県仙台市「ハリヒト仙台」を運営されている佐々木勇太(ささきゆうた)先生です。

高校を卒業後、鍼灸師とあん摩マッサージ指圧師の資格を同時に取得され、新卒で入社した介護サービス企業で訪問療養マッサージの仕事をはじめられたところからキャリアをスタートされました。

佐々木先生のお話からは、「モチベーション」「行動力」といった普遍的かつ重要なテーマについてのヒントも頂きました!

 

(聞き手:フリーライター・キャリアコンサルタント 沼田絵美)

 

 

 

沼田)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)もともと、美容鍼灸についての興味は学生のときから持っていました。私が通っていた学校は、全国でも古くからある鍼灸学校なのですが、そこには美容鍼灸を学ぶ「鍼灸クラブ」がありまして。僕はそこの部長をしていました。しかし、卒業する時点では、新卒で美容鍼灸の経験が積める就職先は残念ながらありませんでした。

入社した会社で訪問療養マッサージの仕事をしていたのですが、入社して数年、早い段階で管理職になってしまいまして。自分としてはもっと現場にいたかったんです。

27,8歳のころから、休みの日に勉強会に参加し始めたりして「自分のやりたいことって何だ?」と考えて。

そこで原点に戻り、「鍼灸師として技術を向上させたい。美容鍼がやりたい。」と探してたどり着いたのがJMCAAです。

もちろん、他の手法についても調べましたが、Youtubeでの発信を見ていちばん信頼できると感じたことが決め手になりました。

 

 

沼田)立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)秋田には、僕が開業するまで美容鍼の専門院はありませんでした。地域にないサービスを作って、地元のお客様に喜んでいただきたい。基礎コースを修了して、半年ほど実践してみたものの、「これで本当に求められているものを提供できているのかな?」と感じました。僕は美容の勉強もしたことがありませんでしたから。

きっと上級コースにはもっと良いものがあるに違いない。秋田から東京の講習に仕事をしながら通うのは大変ですが、思い切って申し込みました。

 

 

 

 

沼田)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありましたか?

 

先生)初回の講習を受けたときの感想は「なんじゃこりゃ」。今まで身に付けてきたことと、概念が違う。発想が違う。

例えば「固い筋肉を緩める」という認識があったものを「あげて止める」という発想に切り替える必要があります。同じ鍼を使っているのに…。

それから僕にとって大変だったのはライン取りです。理論は理解しているはずなのに体現できないのがもどかしかったです。

あとは秋田から仕事の合間を縫っての東京での講習参加も大変でしたね。いちばん近い会場は東京だけでしたから。

1コマ2時間の講習を、1日に2コマ入れていただいて、全部で3日で終わらせるという特別プログラムを組んでいただいたのですが、さすがに終わったときはへろへろになりました(笑)

※佐々木先生には今後、認定講師として仙台会場を新設していただく予定です!もうしばらくお待ちください!(2020年1月時点)

 

 

沼田)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)自分のやりたいことの根底には、「東北で鍼灸を盛り上げたい!」という想いがあります。

10年前、自分が学生だった頃、学校の先生に「鍼灸師で開業しても、食べていけないよ」といわれたことを今でも覚えています。実際、同級生のなかでも整骨院での「揉み担当」をしていたりして…せっかくの国家資格を活かせいていない。

鍼灸が一般の方にまで普及できていなかった。それがここ4,5年前から、美容鍼灸が可能性を拡げてくれました。これなら自分の資格を正しく使える。自分が発信するポジションを、東北エリアで確立させてもらえた、と考えています。

 

 

 

 

沼田)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを教えてください。

 

先生)秋田県横手市に最初に開業した「ここみ治療院よこて」は僕が直接施術しています。次に仙台に開業した「はりサロン ハリヒト仙台」は基本的にスタッフに任せていますが、やはり仙台では「美容鍼灸を待っていました!」というお客様が多く、反響がすごいです。

待っていて下さったお客様にきちんと結果をお返しすることは、当り前のことではありますが大切にしていきたいです。

 

 

沼田)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)これから美容鍼灸で鍼灸師として地元で安心・安定して生活できる仲間を増やすこと。まずは秋田・仙台を中心に東北に情報発信していきます!

 

 

沼田)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)間違いのない技術のサポートをして下さるところです。特に上級はとても難しい技術ですが。きちんとパッケージとして完成されているから学びやすいです。

それからFacebookの会員用オンラインサロンがとてもありがたいです。一人では解決できないことやごくわずかな症例についても、理論で解説していただけます。

先日も、「鍼灸を行った後、弛みを感じた」という非常に稀なケースについて岡本先生が「こういうケースでこういうことがあると、理論上ありえる」と解説して下さっていました。

 

 

 

 

沼田)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)JMCAAは、「なぜここに鍼を打つのか?」がしっかり決まっていて、教材としてまとまっています。学んできたことをスタッフにも教えられるレベルまで(笑)

そこに至るまで、そばに寄り添ってトップの技を教えてくれます。東北の方、これからお目にかかれるのが楽しみです!

 

 

~取材を終えて~

 

お話を伺っていて、てっきり新卒で入社された会社は退職されている…と思い込んでいたのですが、なんと「少しでも」と引き止められ、まだ会社に籍を置きつつ、会社からは佐々木先生の事業に投資も受けておられるのだとか。

仕事量を想像するだけでも、そのバイタリティに驚かされます。

しかも、入社したきっかけは、「リーマンショックで、東京の会社から内定取り消しを受け、仙台に残って働き始めた」という、モチベーションとしては決して高い状態になりにくい環境でいらしたと聞いて二重に驚きました。

どんなことがあっても、プラスに転じさせることができる「熱量」があることを教えて頂きました。

佐々木先生、ありがとうございました!

 


 

<店舗情報>

 

ここみ治療院よこて
〒013-0061 秋田県横手市横手町三ノ口31−2サンライフB-2
TEL:080-9124-8664

 

はりサロン ハリヒト仙台
〒980-0804宮城県仙台市青葉区大町1丁目4-10 ココエステートジャパン大町ビル305
TEL:022-738-7157

 

 

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