JMCAA会員インタビューvol.23 岩本幸恵先生

JMCAA会員インタビューvol.23 岩本幸恵先生

2020.02.18

例年なら「立春」を迎えて、これからだんだん寒さが和らいでいくのだな…とひと息つくタイミングで、はじめて冬の一番厳しい寒さを感じてしまいました。
体全体の不調を感じ取る鍼灸師の先生方は、きっと季節の変化にも敏感でいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はまさに、長年「女性の美」に向き合ってこられた素敵な先生をご紹介します!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
岩本幸恵先生

 

第23回目は、東京・表参道でプライベートサロン カーラを運営されている岩本幸恵(いわもと ゆきえ)先生です。

岩本先生は30年近くエステティシャンとして活動され、ご自身でエステサロン経営を開業してからも20年になるという美のプロフェッショナルでいらっしゃいます。一方、鍼灸師としては2019年に国家資格を取得されたばかり。

新規のご予約受付ができない人気プライベートサロンにもかかわらず、あえて全く未知の「鍼灸」を学び、美容鍼灸をお客様にご提供しようと決意された岩本先生が、最終的にJMCAAの立体造顔美容鍼®上級技術を学ばれるまでのストーリーを伺いました!

 

(聞き手:フリーライター・キャリアコンサルタント 沼田絵美)

 

 

 

沼田)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)美容鍼灸そのものに出会ったのは、エステサロンに届く商材カタログのイメージ写真です。もともと私は「研究好き」で、新しい美容マシンや商材が出たら試してみたいと思うタイプです。基本であるオールハンドとの相乗効果があれば…と期待して色々試してみるものの、ピンとくるものに出会えることは、そうたくさんありません。

何か新しいものはないかな…とアンテナを張り巡らせていたところ、美容鍼の写真に「これだ!」と感じて、すぐに調べ始めました。そこから、「鍼を使うには国家資格が必要なのね」「…この資格を取るためには3年学校に通わないといけないのね」というレベルからです(笑)美容鍼の写真に出会って2か月後には、鍼灸学校に入学していました。

なので、はじめから「美容鍼灸」に興味があってのスタートです。学校でも外部講師をお招きしての美容鍼灸の講座があったのですが、「これくらいできていれば、お客様に施術できますよ」と言われたものの、私としては全く満足いかない内容でした。

自分で色々調べて、出会ったのが岡本真理先生の動画です。 自分の技術をどんどん伝えていこうとされている姿勢に惹かれました。

 

 

沼田)立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)まったくためらいなく、はじめから上級技術マスター認定まで進む予定でした。基礎コースを受けたのが4月で、上級入門マンツーマンセミナーに参加したのが5月。上級技術マスターコースは定員いっぱいだったので、7月のスタートになりました。

 

 

沼田)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生)難易度と言い、効果と言い、まったく違います!学校で少しだけ習ったことと違い、「超・実践」という感じ。効果は一目瞭然です。ですが、本当に難しかったです。「この感覚か!」と感じる時もあれば、「全くダメだー」と感じる回もありました。
キレイにライン取りができると、鍼も美しく並ぶのです。お客様には見えないところですが(笑)せっかくなので、鍼を打ったお顔は、初回に撮影してお見せしています。

 

 

 

 

沼田)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)JMCAAの美容鍼灸は、効果が目で見てわかります。なぜそうなるかご説明できるので、説得力があります。

鍼を打たれるという体験そのものも、お客様の気持ちを「頑張った!」と前向きにさせてくれているのかもしれません。JMCAAで学ぶ技術は、「痛くない鍼」。「ちょっと怖いな、痛いかもしれないし…」こんな不安な気持ちをいい意味で裏切って、今までよりもプラスの仕上がりにご満足頂いています!

 

 

沼田)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを教えてください。

 

先生)エステティシャンとして、鍼灸師として、心がけているのは、いつ会っても、同じ空気感でいること。お客様にはいつも『気持ち良くお越しいただき、気持ちよくお帰りいただく』ことは、開業する以前からの心がけです。私自身が同じ状態でいられることで、安心してお客様に過ごしていただけると考えています。

エステティシャンとしての長年の経験から、美容鍼の効果を一層高めるハンドマッサージとお客様に合わせたプラスαを組み込んでいます。どんなアプローチでも、『1回でお客様に違いを見せられる』ことにこだわっています。

お客様をお迎えする私自身とサロンの空気感、施術の内容、結果において、お客様には『満足感』を感じていただきたいです。

 

 

沼田)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)ここ数年、エステティックで使う化粧品やオイル、パックなどのスペシャルケア商材まで性能が進化し、肌の奥まで効果を届けることができるようになっています。岡本先生の医学に基づいた美容鍼を組み合わせることで、さらに効果が期待できます。

お客様には、ご自身が本来持っている「美しさ」を少しでも取り戻し、それを実感していただき、笑顔が増えることで心身ともに健やかに過ごしていただけたらと思っています。

 

 

 

 

沼田)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)技術を習得する訓練は大変でしたが、他の先生方も同じように頑張っていらっしゃいます。仲間がいる心強さがあります。私のように、一人で経営しているならなおさらではないでしょうか。

また、その仲間たちを通じて、色々な情報がアップデートされていくことにも面白味を感じています。

 

 

沼田)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)勉強会には様々な経験をお持ちの方がいらっしゃいます。今、エステティシャンとして活動されていて、私と同じように「鍼灸にも取り組んでみたい」と思われているなら、ぜひすぐにでもチャレンジしていただきたいです。1年はあっという間に経ちます。

鍼灸学校は最低3年の時間がかかります。エステティシャンには民間で認定されるライセンスや海外の国家資格はありますが、日本の国家資格はありません。医療行為のできる鍼灸師資格は、体の構造をいちから学ぶことができます。

知識あって、知恵が活きます。早いうちに勉強に取り組み、ぜひ立体造顔美容鍼®上級技術マスターの仲間として一緒に学んでいきましょう!

 

 

~取材を終えて~

 

東京・表参道にある先生のプライベートサロンのホームページにアクセスしたところ、現在は新規のお客様の受付をしていらっしゃらないとのご案内を見つけました。

長く通われるお客様だけで、月の初日には翌月のご予約がすべて埋まってしまうのだそうです。それほど信頼されるお客様に、初めて美容鍼をした時、「そうそう、私昔はこうだったのよ」と嬉しいお言葉を頂いた…というエピソードを話してくださった岩本先生は、本当に嬉しそうでした。

26歳でエステの世界に飛び込まれてから、約30年女性の美と変化について、勉強を重ねてこられた原動力は、やはり「お客様に喜んでいただきたい」という純粋な気持ちにあるのではないかと感じました。

岩本先生、ありがとうございました!

 

 


 

<店舗情報>

 

プライベートサロン カーラ
〒:非公開(東京・南青山)
TEL: 03-6804-3336

 

 

 

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