JMCAA会員インタビューvol.25 川﨑達也先生

JMCAA会員インタビューvol.25 川﨑達也先生

2020.03.18

JMCAAの会員インタビューは、「zoom」というWEB会議システムを利用して、お顔を拝見しながらお話を伺わせていただいています。
新型コロナウイルスの影響でさまざまなコミュニケーションの機会がなくなっていますが、この仕組のおかげでJMCAA会員インタビューは今月も無事にお届けできています。
これからも全国各地の先生のお話を伺っていきます!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
川﨑達也先生

 

第25回目は、三重県にある「さくら鍼灸接骨院」で鍼灸師としてご活躍中の川﨑達也(かわさきたつや)先生です。

野球少年だった川﨑先生。高校の野球部の活動で怪我をした際に治療を受けたのが、鍼灸との出会いだったそうです。

部活の先生に「これから鍼灸はもっと一般の方にも普及するのではないか」と勧められたこと、鍼灸学校のオープンキャンパスが楽しかったことなどから、まっすぐ鍼灸師を目指されました。

卒業後は今もお勤めの「さくら鍼灸接骨院」に入職、すでに9年の実務経験を積んでいらっしゃいます。

怪我を中心に対応される鍼灸院で施術者として活躍してきた川﨑先生がJMCAA上級技術マスター鍼灸師になられるまでには様々な「出会い」がありました!

 

(聞き手:フリーライター・キャリアコンサルタント 沼田絵美)

 

 

 

沼田)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)「美容鍼灸」という言葉に初めて接したのは、お客様からです。怪我の治療でご来院だったお客様に、「こちらでは美容鍼灸のメニューはないの?」と訊ねられました。それまでスポーツ分野の鍼灸を研究してきたので、「鍼灸を美容に活かす」ということが本当に新鮮に感じました。

「よし!新しい分野の勉強をしてみよう!」という好奇心で、「美容鍼灸を学べる勉強会やセミナーはないかな?」とネットを探してみたのが3年前のことです。

当時、三重から近い名古屋でセミナーを開催していた別の美容鍼灸のセミナーに参加して取り組みを始めてみたのですが、県内でその技法を取り入れている鍼灸院がいくつかあり、他の鍼灸院と差別化できる美容鍼灸を提供したいな、と考えて出会ったのがJMCAAです。

 

 

沼田)立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)はじめは、東京で行われた1DAY基礎コースに参加しました。基礎技術だけでも当時の私には正直難しかったです(笑)

上級技術マスターを受講し始めたのは、1DAY基礎コースを受けてから1年後のことでした。

基礎コースの技法でも効果を実感していましたが、お客様から「もっと変化したい」「リフトアップしたい」というご要望が増えてきました。
上級マスターコースを受けようと考えていたタイミングでJMCAAの懇親会がありました。そこで代表の岡本先生に背中を押していただき、名古屋会場講師の秋元先生には「三重県で初めてだから絶対にやるべきだよ!」と熱くお話ししていただいて(笑)受講することを決めました!

 

 

沼田)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生)これは皆さんおっしゃっていますが、「引き上げる技術」「ラインのつなげ方」、両方苦労しました!

私は全6日(6回)のコースだったのですが、「なんとなくコツをつかめたかな?」と感じられたのは半分、3回目くらいの時だったと思います。

最初から、「右側が難しいな…」と苦手意識を持ってしまったのが良くなかったのかもしれません。利き腕と反対側が打ちにくくて…。

スタッフや家族にお願いしてひたすら練習したのが良かったと思います。特に、私の妻はもともと「鍼が苦手」なタイプ。鍼になれておらず、少しの痛みでも率直に「痛い!」と教えてくれるので、JMCAAの「痛くない鍼」を目指すにはうってつけの相手でした!

 

 

 

 

沼田)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)美容の知識は「ゼロ」の状態から勉強をはじめました。美容鍼灸に取り組むからには、やはり美容全般の知識も身につける必要があります。

「鍼灸」だけを切り取った知識ではなく、美容についての基礎知識からアフターケアの方法まで教えていただけるので、お客様からの信頼感が違うように感じます。

技術と理論はやはり両輪の関係ですね。

 

 

沼田)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを教えてください。

 

先生)鍼灸自体、まだまだ未経験な方が多く、なかには「鍼を刺すなんて怖い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃいます。一方、最近ではテレビやSNSなどメディアで取り上げられるようになり、鍼灸や美容鍼に興味を持っていただける方も増えています。

そんな「鍼灸が初めてで、少し不安はあるけれど勇気を出して来ていただいた方」が安心感を持っていただけるようにお迎えすることにこだわりたいです。

今、独立して自分の店舗を持つために物件探しをしている最中なのですが、お客様に「安心感を与えられる空間」を提供させていただけるように工夫したいです。

 

 

沼田)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)美容鍼灸をきっかけに、鍼灸そのものにも興味を持っていただきたいと考えています。今まで鍼灸にはあまりご縁がなかった20代の女性の方でも、「美容」という入り口から鍼灸を知っていただいて、「肩こり」とか「目の疲れ」とか、いろいろな症状に対応できる鍼灸をお伝えしたいです。

 

 

 

 

沼田)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)練習会や勉強会、Facebookの会員用オンラインサロンは自分のスキルアップに欠かせません。他の先生の質問が、自分のカウンセリングですぐに使えます。例えば「内出血のリスク」の伝え方は印象に残っています。

今は協会のもう一つの公認技術である「ICCO式美顔はり」の勉強もすすめています。まだまだ技術力を伸ばしていきたいですね!

 

 

沼田)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)上級技術は、即効性があってお客様の満足度が高い技術です。美容に熱心な方ほど満足していただけると思います。

私のお客様に、美容サロンオーナー様がいらっしゃいます。はじめは「一度くらいやってみようかしら?」という感じで体験頂いたのですが、すっかり熱心に通っていただくようになりました。なんと美容サロンのお客様に口コミ頂き、どんどんご紹介でご来店いただくほどです。

美容について詳しい方も、私のように美容鍼を新たに始められた方も、必ず役に立つと思います!

 

 

~取材を終えて~

 

休日は地元チームで野球を楽しみ、新たに「ICCO式美顔はり」の技術習得にも取り組まれつつ、お勤めの鍼灸院の美容鍼灸施術を一手に引き受けておられる川﨑先生。

さらに、美容師の奥様と一緒にご夫婦で「美容室と鍼灸のサービスを提供する新しい店舗」オープンを目指して物件探しの真最中というお話を伺いました!これから新店舗オープンのご連絡をいただくのが楽しみです。

大変お忙しい毎日を過ごされているはずなのに、全く疲れを感じさせない「爽やかなスポーツマン」の第一印象のまま、最後まで楽しくお話をしてくださいました。

川﨑先生、ありがとうございました!

 

 


 

<店舗情報>

 

さくら鍼灸整骨院
〒511-0009 三重県桑名市桑名太一丸687-1
バロー桑名東店 メディカルタウン内
TEL:0594-23-6627

 

 

 

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