JMCAA会員インタビューvol.33 渡邉佑基先生

JMCAA会員インタビューvol.33 渡邉佑基先生

2021.08.10

オリンピックを見ていると「最後まで全力で努力し続けることの難しさと美しさ」を強く感じておられる方も多いのではないでしょうか。

自分の仕事に誇りをもって、技術を高め、学びを深めようとするみなさまとオリンピック選手たちの姿が重なります。

こちらに登場していただく先生方が、次に続く「美容鍼灸を学ぼうとする意欲のある方」の背中を押すお手伝いができることがうれしいです。

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
渡邉佑基先生

 

第33回目は、静岡県静岡市で「美容鍼灸整体サロンDelta 静岡PARCO前店」を運営されている渡邉佑基(わたなべゆうき)先生です。

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師と3つの国家資格を取得されている渡邉先生。
高校を卒業してすぐ、接骨院で働きながら最初の柔道整復師の資格を取得され、そのまま鍼灸・あん摩マッサージ指圧資格が取得できる学校に再度入学、18歳からわずか6年間で、働きながら3つの国家資格ホルダーになられました。

鍼灸院に転職後、院長として手腕を発揮されていましたが、数年前に独立、さらにコロナ禍の影響が大きかった2020年夏に現在の美容鍼灸整体サロンを移転オープンされます。
この環境下で、すでに3名の鍼灸師資格を持つスタッフがいらっしゃるという「勢いの止まらない」渡邉先生に、JMCAAで学ばれた理由を詳しく伺いました!

 

(聞き手:フリーライター・キャリアコンサルタント 沼田絵美)

 

 

 

沼田)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)そもそも美容鍼灸に興味を持ったきっかけはお客様からのご要望です。体の不調で来院いただいていたお客様に、何度か「こちらでは美容鍼灸のメニューはやっていないのですか?」と質問されることがあり、学ぶ必要を感じました。

その時点では美容に対する興味も知識もありませんでしたから、まずは学ばなければと、いくつかの美容鍼灸の団体をチェックして「最も理論的にしっかりしているな」と感じたのがJMCAAです。

「よし、美容鍼灸について学ぼう」と決めてから1DAY基礎コース当日まで、1ヶ月もありませんでしたね。

 

 

沼田)立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)1DAY基礎コース当日、その場ですぐに立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を受けようと決めましたよ!それくらい、面白かったです。長く鍼灸師として仕事をしていましたが、「やったことがなかった世界」でした。

1DAY基礎コースで特に驚いたのが「8ヶ所の鍼(片顔)」です。美容鍼灸について下調べしたときのイメージで、顔中に鍼を打つイメージがあったのですが、たったこれだけの本数で効果が出るのかと驚きました。

 

 

沼田)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生)私も23年ほど鍼灸師として経験がありますが、「押し手」の習得は大変でした。手の使い方が全く違いますから。長年刷り込まれたクセがありますし。鍼灸師としての経験が長いほうが、大変かもしれませんね。

私は「これは今までの技術とは全く別物だ」とイメージを切り替えました。別の技術を使い分けるイメージです。

取得までの最短コースとして設定いただいた「1日2コマ×3日間」で習得できたのは、名古屋会場の講師の先生が私の癖を見つけて的確にご指導くださったからだと思います。あとは「必ず習得するんだ!」という気合も必要です(笑)

 

 

 

 

沼田)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)美容に対するお悩みは、見た目では判断できません。お客様ひとり一人、それぞれ違ったお悩みがあります。そのお悩みに、自分が対応できるという自信がしっかりとつきました。

美容鍼灸は鍼に興味のなかったたくさんの方に鍼を知っていただけるきっかけになります。実際、私たちのサロンにお見えになるお客様は10代~60代と幅広く、お悩みのタイプもばらばらです。「10代でも?」と驚かれるかもしれませんが、ニキビ跡や肌質の改善など、とても悩んでいらっしゃることも多いです。

 

 

沼田)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを教えてください。

 

先生)お客様が求めていること、「ベネフィット」を提供できることにこだわっていきたいです。そのために、特にカウンセリングには力を入れています。

 

 

 

 

沼田)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)美容という入り口で、鍼への抵抗感・ハードルを下げていきたいと考えています。
まずは入り口としてご来店いただいて、「顔と体の両面」と「東洋と西洋の両面」でお客様をサポートしたいです。そしてもちろん、更に店舗も増やしていきたいと考えています。

 

 

沼田)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)Facebookの会員用オンラインサロンで、リアルタイムに全国の先生の声に触れられたり、いつでも質問できたりするのが良いですね。

常に新しい情報に接することができます。特に参考になったのが、内出血に対する対処方法と、特殊な基礎疾患をお持ちの方への施術の注意点です。こういう「実際の施術」に直面しないと出てこない質問に対応いただけるのは助かります。

 

 

沼田)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)上級技術マスター認定コースの技術習得は、正直「難しい!」と思うことがあると思います。しかし、取り入れたらこんなに即効性が高く、満足度が高い技術はないと感じています。美容への関心度が高いお客様ほど、満足度が高い印象です。美容鍼灸に携わりたいなら、ぜひ取得をおすすめします。

 

 

~取材を終えて~

 

美容鍼灸の専門サロンをオープンされてわずか1年あまりで、すでに3名の鍼灸師が所属されているDelta 静岡PARCO前店。渡邉先生が技術指導・人材育成に取り組まれる際に気を付けていることはありますか?と質問したところ、「スタッフひとり一人、やりたいこと、興味があることは少しずつ違います。それを伸ばしてあげられるように意識しています。自分もそうだったのですが、やはり『自分がしてほしいように』対応することが大事かなと思っています」と教えてくださいました。

18歳からこの道一筋で追及されてこられたご経験に裏打ちされた情熱と、相手に寄り添う細やかな気配り両方を兼ね備えた渡邉先生。静岡からさらに輪を広げていただきたいです!

 

 


 

<店舗情報>

 

美容鍼灸整体サロンDelta 静岡PARCO前店
〒420-0852 静岡県静岡市葵区紺屋町2丁目7-15 Y’s PLATZ A号室
TEL:054-260-5008

 

 

 

 

 

 

 

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