JMCAA会員インタビューvol.37 矢島瑠偉先生

JMCAA会員インタビューvol.37 矢島瑠偉先生

2023.03.15

運動神経は今一つですが、体は丈夫で幸いなことにけがや病気とは無縁な人生をここまで送ってきました。
とはいえ40代も半ばを過ぎると少しずつ「痛い」「しんどい」を意識するようになります……。

そんな時に「普段からケアする」という発想ができるようになったのは鍼灸師のみなさんからの情報発信のおかげだなあ、と思う今日この頃です。

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
矢島瑠偉先生

 

第37回目は、矢島 瑠偉先生(やじま るい)先生です。

このインタビューの直前、2023年2月に大阪市内で「美容鍼灸院Haristella」を独立開業されたばかりの矢島先生。
お忙しいなか貴重なお時間を頂きました!
矢島先生は大阪会場での立体造顔美容鍼®1DAY基礎コースのサポート講師としてもご活躍中です。

美容鍼灸を勉強しようと思ったきっかけや美容鍼に関する情報収集の仕方など、開業に向けて準備中の方の参考にもなるお話を伺いました!

 

(聞き手:フリーライター・キャリアコンサルタント 沼田絵美)

 

 

 

沼田)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)私がJMCAAのセミナーに参加したのは学校を卒業し、鍼灸師資格を取得してすぐのタイミングです。
美容鍼を勉強しようと思ったきっかけは、いつかは開業しようという思いがある中で自分の武器となるものは何かあるかと探していた時、友人から「鍼灸師やったら美容鍼灸もできるの?」と聞かれたことです。
鍼灸を受けたことがない友人にも興味を持ってもらえる「美容鍼」ならピッタリだと思いました。

あらためて、どこで美容鍼の技術を学ぼうか考えたときに、まず客として自分で10店舗以上「美容鍼」を売りにしているお店に施術を受けに行きました。 検索でたまたま目についた店舗に行っていたはじめのころは、しっくりきませんでした。

「この探し方では意味がないな」と思って。
ちゃんと調べてから行きはじめて、そのなかのひとつが大阪の辻本ひかり先生(JMCAA会員・上級技術マスター)のところでした。辻本先生の美容鍼技術は、私が行った10店舗のなかでいちばん効果を感じ、「この先生が学んだ協会なら間違いないだろう」と考え、JMCAAでの受講を選びました。

 

 

沼田)一般の方にも美容鍼が確実に広まっていますね!
基礎技術だけでなく、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)基礎講座を受講し、当時勤めていた鍼灸整骨院でさっそくメニュー化させてもらいました。
もちろんほとんどの方に効果は出るのですが、一部基礎技術では「効果が出にくい人」がいる印象がありました。
あとは自分の性格的に「基礎技術の認定だけで終わった」という状態に納得いかなかったのが大きいです。

また、上級技術マンツーマン入門セミナーを一度受けてみて、担当の松下美智代先生の格好良さを目の当たりにしたこともマスター認定コースに進む後押しになりました。
立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定コースの費用を、当時の上司である社長に掛け合って、美容鍼の売上から負担してもらえるように交渉して受講しました!

 

 

 

 

沼田)なるほど、その交渉術は参考になります!
基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生)リフトアップ時の「押手で抑えながら打つ」力加減が難しかったですね。
ずっと手がつりそうでした。僕は大阪会場で松下美智代先生にご指導いただいたのですが、先生には「上手ですよ!」とほめていただけましたが最初は体がしんどかったです。

今はラクに打てています。慣れた、ということもありますが、体の置き方なども重要なのだと思います。
最初はなんとか鍼を見ようと変な体勢を取っていましたから(笑)

 

 

沼田)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)まだ開業1ヶ月ちょっとですが、一度ご来店いただいたお客様がほとんどリピート予約をしてくださっています。Google Mapを見て「一度やってみたいと思っていて、近所にできたならやってみたいと思って」という方も少なくありません。

鍼は初めて体験する方ばかりですが、ほうれい線が薄くなる、目がスッキリする、フェイスラインがきれいになる……
こんな効果がパッと見てわかることはリピートに直結していると思います。

「ハイフやリフトなど美容医療と迷っていて、美容鍼の方がデメリットが少ないと聞いて来てみた」というお客さまが、「こんなに変わるならずっと美容鍼がいいです!」と驚かれていましたね。

 

 

沼田)ほとんどの方がリピートされるのは素晴らしいですね!
開業したばかり、これからというタイミングですが、鍼灸師として一番大切にしていることや院のアピールポイント、もしくはこだわりなど教えてください。

 

先生)お客様の「これから、最終的にどうなりたいか?」を意識しています。
「ほうれい線が気になる」というお客様なら「ほうれい線が気にならなくなったら、その後どうなりたいですか?」と伺います。何が必要かは人によって違います。

姿勢を直すこと?運動不足の解消?それともスキンケア?それを一緒に考えるためにも、施術前の説明に20~30分はかけます。終わってからも15分~20分はお話します。みなさん驚かれますが「ちゃんと説明してもらった」と納得いただけたという自負はありますね!

 

 

 

 

沼田)上級技術マスター認定コースを修了されて2年、お仕事でどのように生かしていますか?

 

先生)技術面の向上はもちろんですが、時々大阪会場でサポート講師としてお手伝いさせていただくことで「人に教える側の立場」に立ってみて、根拠をきちんとお伝えすることがいかに重要かと実感します。
みなさん鍼灸師として長年経験がある方も多く、打ち方ひとつにもこだわりがある。そんな方に納得してもらえる技術と根拠は、お客様にもきっと伝わると思います。

 

 

沼田)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)松下先生や辻本先生のような「すごい!」と思える先生方に会えることと、全体勉強会に参加できることです。
独学では吸収できないことってあると思います。それから、開業の相談にのっていただけたのも助かりました!

 

 

沼田)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)一言だと「練習あるのみ!」です(笑)
それから、講座の期間中にきちんと疑問点を解消しておくことです。「こんなことを聞いていいのかな?」と思わずに。
講座が終わってからでは更に聞くハードルが高くなってしまいますよね。だから、どんどん質問していきましょう!

 

 

~取材を終えて~

 

鍼灸学校入学前から鍼灸整骨院でのアルバイトをはじめられ、鍼灸師としてのキャリアスタート時にはさっそく美容鍼の学びをスタートされた矢島先生。
将来の仕事を意識し始める10代のころから鍼灸一本だったのかな?と思いきや、高校卒業後の進路は国立大学工学部で機械専攻、アメフト部で部活に打ち込む日々を過ごされていたと伺ってびっくり!

「卒業後は大手企業から引く手数多のはず。大きく進路を変更することに迷いはありませんでしたか?」と質問しました。

「理数系科目が得意、というだけで進路を選んだのですが、大学の先輩たちの卒業後の仕事内容を聞いても、本当に興味がもてませんでした。部活のトレーナーが鍼灸師の資格を持っていて、ぼくにとっては『これだ!』という感覚でした。親に頭を下げて、一年バイトで学校の費用を貯めて、はじめての整骨院のアルバイトで『お金をもらうのにありがとうと言われる』ことに感動しました。ぼくはこの仕事をしようと思えたので、後悔はありません」

ポジティブな言葉に背中を押されたい、そんな方にもオススメな鍼灸院です!

 

 

 

 


 

<サロン情報>

 

美容鍼灸院Haristella(ハリステラ)
〒532-0012 大阪府大阪市淀川区木川東2 K2EAST 2EAST307
TEL: 080-5639-1390 

 

 

 

 

 

 

 

 

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