第1回「美容につながる長野式治療入門セミナー」開催報告

第1回「美容につながる長野式治療入門セミナー」開催報告

2019.03.18

平成31年3月3日(日)ひな祭りの日に、日本メディカル美容鍼協会(JMCAA)と長野式臨床研究会が初めて共催して行う「美容につながる長野式治療入門セミナー」(参加者60名、スタッフ6名総勢66名)が開催されました。
本記事では、当日の様子をご紹介するとともに、このセミナーが企画された経緯についても少し触れておきたいと思います。

 

長野式との出会い

 

JMCAA代表の岡本真理と長野式との出会いは、約10年前に遡ります。
岡本がまだ鍼灸学校の学生だった当時、渋谷の郷鍼療所にてアルバイトで働いていたのですが、院長の郷宗知先生が長野式治療を取り入れていらっしゃったことがきっかけでした。 余談ですが、郷先生は、故長野潔先生から直接指導を受けたことがあるそうです。
そこで長野式治療の一端を学んだ岡本は、自身が立ち上げた麻布ハリークでも長野式治療を取り入れ、美容鍼灸の現場においても長野式治療の再現性と有効性の高さを日々実感してきました。
「美容の効果を出すためには体の治療も非常に重要であり、それを皆で学べる長野式治療と美容鍼のコラボセミナーを企画したい!」そう思っているなか、共通の知人の紹介で、長野式臨床研究会の岩島先生と出会うことになります。

 

岩島先生との出会い

 

本セミナーの講師を務めたのは、JMCAA岡本真理と、もう一人、長野式臨床研究会東北支部長の岩島信吾先生(岩島治療院院長)です。
この先生がいなかったら、本セミナーの開催は実現しなかったと言っても過言ではありません。
初めて治療院に訪問した際に我々の想いを伝えたところ、その想いに強く共感していただき、長野式臨床研究会代表の長野康司先生を口説いてコラボセミナーを実現してくださいました。
なにせお互い初めての試みで、プログラムもスライドも資料も全くないゼロからのスタートだったため、企画内容や講義内容を約半年にわたって何度も何度もディスカッションし、改善に改善を重ねて作り上げました。
お互い妥協のない良い準備ができたと思います。

 

当日のセミナーの様子

 

12時にスタートしたセミナーを、写真を交えて振り返っていきます。

 

まず第Ⅰ部は、岩島講師による「長野式治療の紹介」からスタートしました。
長野式治療の診断、診立て、治療法の決定、治療の流れについて、動画を交えてお伝えいたしました。 このセッションで長野式の全体像をおおまかに理解することができます。ここで使った動画はこちらからご覧いただけますので、ご興味がある方はご覧ください。

 

岩島講師による治療デモンストレーション

 

第Ⅱ部は、岩島講師による「長野式治療のデモンストレーション」です。
実際に患者役のモデルに対し、診断から治療を行いました。 いろいろと質問をしながら脈診、腹診、火穴診、局所診、腰背診を行う様子や、そこで得られた情報をホワイトボードに書き出し、どのように治療方針を決めていくのかを解説していきます。
その後、実際の治療方針に沿って、刺鍼していきます。 刺鍼後にお腹の圧痛を確認して、また治療を繰り返すといった一連の流れを見ていただきました。


 

岩島講師と岡本による症例解説

 

第Ⅲ部は、本セミナーの目玉企画! 岩島講師と岡本による「症例解説」です。
実際に実在する2つの症例をもとに、岩島講師が長野式治療の診断から治療までを丁寧に順を追って解説していきました。また、途中途中で岡本より美容の主訴改善について身体の鍼灸治療の面からも解説を加えました。
岡本が岩島講師に随時質問もしていきましたので、参加者の皆様もより理解を深められたのではないでしょうか。


 

 

岡本真理による立体造顔美容鍼®デモンストレーション

 

そして、最後の第Ⅳ部は岡本による「立体造顔美容鍼®デモンストレーション」です。
全員が公平に見られるよう、プロジェクターでスクリーンに投影して中継しました。 立体造顔美容鍼®の基礎技術と上級技術を連続してお見せすることはほとんどありませんので、JMCAA会員の皆様にとっても貴重な機会になったようです。


 

懇親会!

 

セミナー終了後は、JMCAAの本部スタッフと長野式臨床研究会のスタッフ、JMCAA会員の数名で懇親会!
ご参加いただいた皆様、大変お疲れさまでした!

 

今後も、本セミナーは非定期に開催してまいります。 東京以外での開催も検討していきますので、楽しみにお待ちください。セミナー日程のご連絡をご希望の方は、美容鍼灸セミナー.comのサイトにてメルマガ登録をお願いします。

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