JMCAA会員インタビューvol.28 福嶋弘美先生

強い日差しにうっかり日焼け、これから浮き出てくるかもしれない染みが怖い……!そんなお悩みを抱えて来店されるお客様も多いのではないでしょうか。
美容と体のお悩みすべてをご相談いただくことも少なくない鍼灸師のみなさまは、日々さまざまなジャンルの知識習得に取り組まれていることかと思います。
私も、「先生方の魅力をそのままお伝えするライティング」を目指して頑張ってまいります!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
福嶋弘美先生

 

第28回目は、石川県加賀市で「福島はり灸院」をされている福嶋弘美(ふくしま ひろみ)先生です。

石川県加賀市で長年「福島はり灸院」を運営されてこられたご主人と福嶋先生が出会われたのは、ご主人が学んだ鍼灸学校でした。

と言っても、同じ鍼灸師を目指す学友ではなく、当時福嶋先生は鍼灸学校の事務職員としてお勤めでいらしたのだそうです。

卒業後、結婚と同時にご主人の地元である加賀市で開業し、以来ご主人のサポートと3人のお子さんの育児にと忙しく過ごされる福嶋先生。

地域の方の役に立つようにとご主人が訪問マッサージに取り組むようになると、出張の時間は院を留守にせざるを得ません。ある日、常連のお客様に「奥さんは(施術を)せんの?」と言われ、「自分が鍼灸師の資格を取れば、お客様をお待たせしなくて済む。もっと主人をサポートできる」と思いつかれました。

数年悩んだ末に鍼灸学校に入学されたのは47歳の時のこと。

そんな福嶋先生が美容鍼灸に出会ったきっかけや、新しい世界に飛び込む勇気が出るメッセージをご紹介します!

 

(聞き手:フリーライター・キャリアコンサルタント 沼田絵美)

 

 

 

沼田)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)美容鍼灸を知ったきっかけは、鍼灸学校の同級生でした。私よりも年齢が上の同級生は二人だけだったのですが、そのうちの一人がもともと化粧品の美容部員さん対象の指導講師をされていた方で、「美容鍼灸をやりたい!」と鍼灸学校に入学された方でした。やりたいことに対してまっすぐな彼女はまぶしくてキラキラしていて。

とはいえ、私自身はこれまで美容に対してそこまで熱心だったわけでもありませんし、年齢的にも「今さら……?」という気持ちもありました。

JMCAAの1DAY基礎コースに申し込んだのも偶然です。たまたま、インターネットで「鍼灸 セミナー」というキーワードを検索したらたどり着きました(笑)

主人は、「何でも好きなことをやってみたらよい」と全力で応援してくれるタイプなので、背中を押してもらって参加しました。名古屋会場があったので、実家のある地域で、安心感があったのも大きいですね。

 

 

沼田)立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

1DAY基礎コースが終わって、半年~1年くらい経ったあと、名古屋で無料のセミナー&懇親会がありました。

そこで上級技術マスターに進んだ方にたくさんお会いしました。みなさんどんどん技術を付けられている。「私、せっかく1DAY基礎コースを受けたのに……!」と思って、思わず名古屋講師の秋元先生に、「私もやりたいです」って言ってしまいました。

1DAY基礎コースを受講したときにも、秋元先生に「私が美容鍼灸なんて、今さらですよね」とお話ししたら、「今さら、じゃなくて『今から』ですよ!」っておっしゃってくださったのです。

本当に引っ込み思案な私ですが、いろいろな人に応援してもらいました。

 

 

沼田)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生)いろいろ……どころか、もう全部です。実際、規定の講習回数よりも多く通いましたし。

マインドからですね。秋元先生はじめ、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師の藤井綾乃先生や、他にもたくさんの先生に相当励まされました。

特に私が苦手だったのが右側の引き上げで……はじめのころ、秋元先生に対して私が鍼を打たせていただいた時も、「こんな痛い思いをしたのは初めて……(涙)」と言わせてしまうくらいで……。それでも、「先生は北陸初の上級技術マスター認定を目指しているのですから!がんばって!」と応援し続けてくださいました。

あとはコツコツ練習です。主人にも練習台になってもらいましたが、はじめは涙目で耐えていましたね……。数をこなすうちに、「痛くないよ、上達したね」と言ってもらえた時は本当にうれしかったです。

 

 

 

 

沼田)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)やっぱりお客様に喜んでいただけた、と実感できることですね。
先日、美容鍼灸をした後に運転免許証の更新に行かれたお客様が「前の写真と比べて目の開き方が違う!!」と喜んでくださって。とてもうれしかったです。

 

 

沼田)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを教えてください。

 

先生)決してお客様、患者さまをぞんざいに扱わないことです。

病院でも鍼灸院でも、治療って少し怖かったりしませんか?
昔、ウルトラマンの人形を抱えて勇気を振り絞っている息子に対して、小児科の先生が「ウルトラマンなんか、守ってくれないぞ!」と叱ったことがあります。私、ショックで泣いて帰ってしまいました。
そのとき主人が、一緒に怒ってくれて。「医療者なら、患者の立場にたってものを言うべきだ」って。
主人が訪問診療をはじめたのも、10年以上寝たきりだった私の祖母を介護していた母が「プロがマッサージに来てくれたらええなあ」と言った一言がきっかけでした。

これまらもお客様に丁寧に向き合っていきたいと思います。

 

 

沼田)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)美容というと、「女性のもの」というイメージがありますが、男性にももちろんおすすめしたいです。年齢や性別に関係なく、「お肌の調子が良くてうれしいな」くらいのゆったりした気持ちで、たくさんの人に体験してもらえたらうれしいです。

 

 

 

 

沼田)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)私は引っ込み思案なだけでなく、本当に口下手で……。最初、お客様に美容鍼灸について上手に説明ができませんでした。

今は「PROTALK(※)」の画面をお見せしながらわかりやすくご説明できるので、とても心強く思っています。


※)福嶋先生はJMCAAが推奨している美容鍼のカウンセリングアプリPROTALK(プロトーク)を利用されています。

 

 

沼田)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定の技術は、お客様にすぐに結果を実感いただけます。

今は「術前・術後」の写真などを広告に使用することもできません。(※医療広告ガイドラインに基づいた規制)そんな環境では大きな強みになります。

そんな技術を、マンツーマンで受講できます。「大勢の受講者がいて聞きにくい」という心配もありません。岡本代表も各地の先生も皆さん話しやすい方ばかりです。

ぜひ、頑張ってくださいね!

 

 

~取材を終えて~

 

福嶋先生ご夫婦の名字に使われている漢字は「ヤマドリ」、店舗名では「福島」になっているのはなぜかしら……?

そんな疑問を最後にお尋ねしました。

「主人が、『お店の看板にヤマドリは難しいから、簡単な字にしよう』って決めたんです。本当は地名でもよかったけど、主人の父が『それだと誰がやっているのかわからん』ってことで、お客様が分かりやすいように選んだ名前です。」

自分の名前に対するこだわりよりも、相手を優先する姿勢を大事にされる福嶋先生ご夫妻。私も福嶋先生を見習って、もうちょっと主人に優しくしようと反省した取材日でした……。

福嶋先生、ありがとうございました!

 

 


 

<店舗情報>

 

福島はり灸院
〒922-0034 石川県加賀市大聖寺荒町32
TEL:0761-73-1273