二回目の緊急事態宣言もなんとか終わりが見えてきた2月の下旬、JMCAA会員インタビューをオンラインで実施しました!
生活が大きく変わってから間もなく一年が過ぎようとしていますが、この大変な最中にも将来や夢のために力強く行動してこられた先生方のお話から、勇気をいただきます。
この春から新しいことにチャレンジしてみようかな?という気持ちになるインタビュー記事をお届けします!
JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師/認定講師
河合百子先生
第29回目は、岐阜県岐阜市でエステと美容鍼灸の女性専用サロン「シャルム」を運営されている河合百子(かわいももこ)先生です。
エステティシャンとしてエステサロンにお勤めだった20代のころ、職業柄腰を痛めてしまうことがあり、偶然通った鍼灸院で美容鍼灸に出会った河合先生。
15年ほど前の当時、美容鍼灸を取り入れていた鍼灸院は今よりもはるかに少なく、まさに奇跡的な出会いとなりました。
当時から「30代で独立」を目指していた河合先生は、国家試験を受けてリンパと美容鍼灸のサロンを作ろうと心に決められます。
子育て、昼間はエステティシャンの仕事、夕方からは鍼灸師を目指す学生と3足の草鞋で3年間の夜間鍼灸学校に通われ無事に鍼灸師資格を取得。2013年からご自身のエステ・鍼灸サロンを開業されています。
そんな河合先生がJMCAAに出会ったきっかけから、学びをどのように活かしてきたかのストーリーを紹介します!
(聞き手:フリーライター・キャリアコンサルタント 沼田絵美)
沼田)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。
先生)自分のサロンをオープンする前に、まずは鍼灸の実務経験を積みたかったので、美容鍼灸をメニューにしていた個人経営の鍼灸院でのお仕事に2年間従事しました。
その後、自分のサロンをオープンし、美容鍼灸もメニューとして施術していたのですが、オープンして1年ほどたったころ「結果にたいしての物足りなさ」を感じて美容鍼灸の勉強会を探しました。
そのとき偶然検索にヒットしたのがJMCAAの名古屋会場の勉強会、基礎技術コースの第一回目です(事務局注:2018年1月開催)。5万円弱の参加費で座学あり、実技ありでしっかり教えていただいて「よし!明日から取り入れよう!」と思えましたね。
沼田)立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
先生)実は、基礎技術コースを受講した3年前、すぐにはJMCAAの会員にはなっていません。その間、ほかの美容鍼灸のスクールも受講しています。いろいろなことを勉強してみたかったので。そんななか偶然秋元先生と出会い、JMCAAの補助講師としてお声をかけていただいたのが1年ほど前のことです。
沼田)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?
先生)基礎技術は、いわば「次の日から実践できる」と思える技術です。シンプルに狙った筋肉に対して鍼を打つことになりますから。それに比べて、上級技術はトレーニングが必ず必要になります。どこにどう鍼をうったら皮膚がとまるのか、1日では、とても「できるような気」すらしません(笑)
今振り返ってみれば、基礎技術も少しずつ自己流になってしまいがちで、継続してトレーニングを続けることが大切だと感じるようになりました。
沼田)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?
先生)お客様の反応が違います。例えば、それまで実施していた美容鍼灸では初めてのお客様のリピートが10人に4人程度だとしたら、上級技術を使った施術だと、7人~8人くらいその日に次の予約を入れて帰られるくらいです。仕上がりが違うことをお客様ご自身が気づかれるのだと思います。
沼田)院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。
先生)自分のサロンを持つうえで、こだわってきたことはこの3点です。
・エステと鍼灸を同時に受けていただける
・個人サロンだからこそのゆったりとした施術を受けていただける
・技術だけではなく、カウンセリングの時間を大切にする
それを感じられる雰囲気づくりのため、家のような温かい雰囲気が出るような照明にしつつ、生活感は出ないインテリアで揃えるなど、工夫しています。
沼田)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?認定講師としての意気込みも併せて教えてください!
先生)認定講師を目指しませんか?というお声をいただいた時には、「私は補助講師としての活動だけでも十分です!」という気持ちだったのです。責任の重さにも悩みました。
でも「やってよかった」と今では思います。皆さんの前でお話しているうちに、子どものころ、学級委員のような「人前に出ること」が好きだったな、ということを思い出しました。講師として新しい学びがあることにも喜びを感じます。
沼田)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。
先生)やはり、勉強会をはじめとした根拠ある知識の更新を続ける機会があることです。
つい「自己流」になってしまいがちな技術だけに、取り残されない環境は必要だと思います。JMCAAに限らず、積極的に学びを続けていきたいです!
沼田)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。
先生)基礎技術は基礎技術でもちろん素晴らしい。さらに、「もっともっとお客様に結果を出したい!」と思われる方にとって、学んだ知識以上に自分の力になるのが上級技術です。
お客様にご提供する美容鍼灸をより良いものにしたいと思われるなら、ぜひチャレンジしてください!
~取材を終えて~
お若くて体力があったころとはいえ、昼間お仕事を調整しながら子育てもし、難しい国家資格が控える勉強が必要な学校に夜間3年も通われた時はさぞ大変だったでしょうね……」と、エピソードを伺って思わず「どれだけ苦労されたことか」と想像してしまった私。
それに対して河合先生は、「実は、そうでもなかったんですよ~!」と明るく返してくださいました。
夜間の学校なこともあり、もともと「働きながら学ぶ」という両立を応援してくれる環境があったこと、社会人として働きながら鍼灸学校で学ぶ仲間がいたこと、楽しかった思い出として話されるトークに引きこまれます。
さらに「夢は大きく!自分のサロンを名古屋、大阪、東京と広げていきたいと思っているのですよ」と将来の夢も教えていただきました。
「モチベーションを高めあえるような勉強会に参加したい」とお探しの中部エリアの方、ぜひ名古屋会場の河合先生に合える日を楽しみにしていてください!
<店舗情報>
エステ~美容鍼灸~ シャルム
〒501-3146 岐阜県岐阜市芥見嵯峨1-173
TEL: 058-338-2193