田中一行先生の副代表就任と「ICCO式美顔はり」認定コースの開講について

JMCAA プレスリリース

 

2019年8月、日本メディカル美容鍼協会(以下JMCAA、代表岡本真理)は、新たに、田中一行(たなかいっこう)先生を副代表として迎えることになりました。

 

田中先生は、公益社団法人群馬県鍼灸師会会長、龍華鍼灸院院長、肌リジェ代表として活躍されており、皮膚に特化した散鍼技術「ICCO式美顔はり※」の考案者でもあります。
「ICCO式美顔はり」は、医道の日本2019年2月号で特集され、同年7月には同社からDVDが発売されるなど、近年美容鍼灸業界で非常に注目されている技術です。
※読み方:アイシーシーオーシキビガンハリ(特許庁に商標登録申請中)

 

 

JMCAAでは、美容鍼の3つの作用を大切に考えてきました。
それは、全身治療、筋肉へのアプローチ、そして皮膚へのアプローチです。

 

1つ目の全身治療については、2019年3月に長野式臨床研究会様と共催し、「美容につながる長野式治療入門セミナー」を初めて開催いたしました。今後も健康に美しくなるための鍼灸について、様々な企画や教育の場を考えていきます。

 

2つ目の筋肉へのアプローチについては、協会公認技術「立体造顔美容鍼®」を、これまで400名を超える鍼灸師・医師にお伝えしてまいりました。東京・名古屋・大阪での開講に加え、今年は新たに京都会場がスタートし、年末には福岡でも「1DAY基礎コース」を開講します。

 

そして、今回新たに田中先生を副代表にお迎えし、美容鍼のもう一つの大切な作用である皮膚へのアプローチ「ICCO式美顔はり」を、新たな協会公認技術として皆様にお伝えしていきます。

 

JMCAA会員の皆様には、「立体造顔美容鍼®」に加え「ICCO式美顔はり」を学んでいただくことで、多様な顧客ニーズに応える美容鍼技術の提供が可能になります。
筋肉と皮膚の両面から美容鍼を提供することは、その作用機序を考えたうえでも理想的なアプローチと言えるでしょう。

 

「ICCO式美顔はり」の認定コースは2020年初旬からスタートする予定ですが、2019年末頃には入門編にあたる「ICCO式美顔はり基礎セミナー(仮)」をスタートし、広く会員以外の鍼灸師・医師の皆様にも本技術の基礎を学んでいただく機会を作ります。
「ICCO式美顔はり」やその認定コースについては、今年度中には公式サイトに情報を掲載予定ですので、今しばらくお待ちください。

 

JMCAAでは、「美容鍼を国民から信頼される美容法に」というビジョンを目指し、医学的知識に基づく安全で効果的な美容鍼をこれからも広めてまいります。

 

田中先生が加わった新生JMCAAにますますご期待ください。

 


 

田中一行 プロフィール

 

 

公益社団法人 群馬県鍼灸師会 会長
龍華鍼灸院 院長
肌リジェ 代表

 

1981年 群馬県渋川市生まれ
2004年 明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)卒業
2005年 龍華鍼灸院を開業
2009年 一般社団法人群馬県鍼灸師会理事に就任
2011年 一般社団法人日本鍼灸師会青年委員に就任
2013年 ICCO式美顔はりを開発
2017年 公益社団法人群馬県鍼灸師会会長に就任
2017年 帝国ホテル東京リソークリニックにて非常勤勤務
2019年 肌リジェ高崎を開業
2019年 禅クリニック(銀座)にて非常勤勤務
2019年 日本メディカル美容鍼協会(JMCAA)副代表就任

 

肌を綺麗にすること、患者様に正直な鍼灸をすること、自分自身に嘘をつかないこと、この3つをモットーに美容鍼に向き合っています。鍼灸を誰もが当たり前に受けている世の中を作るために、鍼灸の普及、美容鍼の普及、新卒鍼灸師の活躍できる場の構築などのために日々活動しています。鍼灸以外には、Poppingというジャンルのダンスや、プロ資格を持っているダーツ、子供も頃からやっている野球などが趣味です。

 


 

日本メディカル美容鍼協会(JMCAA)

 

-基本情報-

 

協会設立:2017年5月
協会代表:岡本真理 協会副代表:田中一行
協会代表顧問:城野 親德(シロノクリニック 総院長)
会員数170名(2019年8月14日時点)

 

-本件に関するお問い合わせ先-

 

info@jmcaa.net 担当:川畑

 

JMCAA会員インタビューvol.13 松尾圭士先生

お待たせいたしました!
「JMCAA会員インタビューvol.13」を配信します。

今回も、フリーライター&キャリアコンサルタントの沼田絵美がインタビューを担当いたします。

JMCAA認定講師や上級技術マスターの先生方が認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているかなど、鍼灸師の皆様に参考になるインタビューをお届けしてまいりますのでよろしくお願いいたします!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
松尾圭士先生

 

第十三回目は、柔道整復師でいらっしゃるお父様、お兄様と共に福岡県県福岡市で「松尾整骨院」を運営しておられる松尾圭士(まつおけいし)先生です。

長年地元で愛される整骨院のお客様に、さらに幅広く健康に役立つ技術を提供したいと鍼灸の道を選ばれた松尾先生は、鍼灸学校時代から美容鍼灸の存在に興味をもたれ、書籍などでコツコツと勉強を続けてこられたのだそうです。

鍼灸師の資格を取得してわずか3年で上級技術マスター鍼灸師となられた松尾先生に、その行動力の源泉を伺いました!

 

(聞き手:フリーライター・キャリアコンサルタント 沼田絵美)

 

 

沼田)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)「美容鍼灸」というジャンルが少しずつ一般の方にも認知されるようになり、「松尾整骨院」に来院されるお客様のなかにも興味を持って下さる方がいらっしゃいました。

僕自身、美容鍼灸について知ったのは鍼灸学校ですが、授業で学べるわけでもありませんでした。書籍などで独学して施術をしてみるけれど、「効果が出るまでに、時間がかかるな…」と感じていたのです。

そんなとき、独学の一環でたまたま出会ったのが岡本先生のYoutube動画でした。その動画を見よう見まねで実践してみたら、今までよりも効果があがったんです。「これはもう直接教えてもらいたい!」そう思ってすぐに1Dayセミナーに申し込みをしました。

 

沼田)立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)1Dayセミナーで実践したのは電気を使った施術でした。動画で見た「引き上げながら鍼を打つ」という技術を身に付けたかったので、すぐに上級コースも申込みました。

もう一つは、岡本先生にお会いして、たまたまその時に困っていたことをお話したら相談にのって下さって…。なんとなくイメージで、「協会の代表さんなんて、話しにくいなあ…」と思っていたのが申し訳ないくらい、話しやすくて優しい先生だったことも、今振り返ると重要なきっかけだったと思います(笑)

 

沼田)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生)一つ目は、「痛みなく鍼を打つ」技術、二つ目は「引き上げながら鍼を打つ」技術、この2つの技術はそれまで学んできたやり方とは違うので、習得するのは簡単なことではありませんでした。

特に、「引き上げながら打つ」のは、慣れないぶん力が逃げてしまうのですね。講師の先生に、実践的に教えて頂かなければ身につかなかったと思います。

 

沼田)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)美容鍼灸に限らず、「痛みが出にくくなった」ことを実感しています。
「痛っ!」となると、声には出さなくても表情にでたり体がこわばったりしますよね。そういう反応がぐっと少なくなりました。緊張していたお客様で、施術中寝てしまう方が増えたり、ずっと楽しそうにお喋りして下さったり。

「その打ち方だと痛いですよ」とアドバイスいただいたことが、美容鍼灸以外にも活きていると感じます。

 

沼田)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを教えてください。

 

先生)一つ目は、鍼灸師として大切にしたい「痛みがない鍼灸」への追及です。鍼だけでなく、灸でも温熱療法やシールの利用など、負荷がかからない方法を取り入れています。
二つ目は、柔道整復師と連携した施術、
三つ目は、トレーニングルームを併設して健康と美容に役立つ運動指導に力を入れている点です。

 

沼田)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)これまでの当院のお客様、そのご友人の口コミのお客様ももちろんですが、もっと広く、若い年代のお客様にも美容鍼灸について知っていただきたいと考えて、つい先日美容鍼灸部門の専門HPを立ち上げたばかりです。

上級技術マスター鍼灸師のセミナーを申し込んでもうすぐ1年になりますが、もう積極的に広報ができる段階まで来たのだなあと実感しています。

 

沼田)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)やはり、JMCAAを通じて「きちんと技術を習得しました!」ということをお客様に伝えやすくなったことが一番です。

もう一つ、会員専用のFacebookで、ほかの先生方が質問していることを見ることができる機能がとても役に立ちます。岡本先生や運営の川畑さんがきちんと答えて下さっているので、勉強になりますね。

実は私は自分では質問したことがないのですが、そうしなくても十分なくらい、これまでの質問への回答が充実していると思います。

 

沼田)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)上級のセミナーでは、マンツーマンで技術指導を受けることができます。実際に施術を見てもらいながら、質問がすぐにできる環境はほかにないと思います。

施術の幅が広がることは、間違いありません!

 

~取材を終えて~

 

「優しくて好青年!」という言葉がぴったりな松尾先生。

「常連さんに、『先生、腕上げましたね!』『今までと違うね!』と喜んでいただけたんです」とお話しされているときのうれしそうな表情からも、お客様から愛されるキャラクターであることが伝わってきます。

「予定があっても、効果があるから美容鍼灸は何とかして予約しておかないと!」と、積極的に来ていただけるようになったお客様も増えているそうで、「喜ばれる技術」であることを改めて教えて頂きました。

松尾先生、ありがとうございました!

 


 

<サロン情報>

 

松尾整骨院
〒813-0013 福岡県福岡市東区香椎駅前2丁目10番10号 香椎駅前松尾ビル2階 
TEL:092-661-1050

 

JMCAA会員インタビューvol.12 清野和幸先生

「美容鍼灸の技術を身に付けたいけれど、どこで学ぶか迷う…」
そんな皆様の参考となるよう、JMCAAで上級技術マスターとなられた先生方へインタビューを実施しています!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
清野和幸先生

 

第十二回目は、長野県佐久市で2019年4月に「青空はりきゅう院」を開院された清野和幸(きよのかずゆき)先生です。

「スポーツに取り組む人に関わるお仕事がしたい」という気持ちをきっかけに鍼灸師に興味を持ち、東京の鍼灸学校で学んだ後、トレーニングメインの整骨院で鍼灸師として経験を積まれた清野先生。

どのように美容鍼灸に出会ったか、なぜ立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと考えられたかというポイントには、多くの方が共感されるのではないでしょうか。

 

(聞き手:フリーライター・キャリアコンサルタント 沼田絵美)

 

 

沼田)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)私が以前鍼灸師として勤めていたのは、スポーツに取り組む中高生がたくさん来られるような、身体トレーニングをメインにした整骨院です。 一見「美容鍼灸」には縁がなさそうな感じがすると思うのですが、実は、お客様から「美容鍼灸はしていないの?」というお声をたくさん頂いていました。

 

これは需要があるぞ、と感じました。当然それまでの整骨院では導入していないので、いちから学ばなくてはなりません。体に打つ鍼と顔に打つ鍼はやはり違います。

きちんとした美容鍼灸の技術を学びたい…そう思っていた時に、鍼灸学校時代の知人に紹介されたのがJMCAAでした。

 

沼田)立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)実は、JMCAAのほかにも美容鍼灸を教えてくれる講座がありまして。そちらと比較もしました。

最終的にJMCAA立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定を選んだのは、美容鍼灸に特化した技術の高さを感じたこと、数回の短期的な講座で取得できると謳っている講座よりも、時間はかかりますがしっかりと技術指導をしてくれる方が、身に付く技術レベルが違うのではないかと感じたからです。

一足先に始めていた知人もいたので、安心してスタートできたことも大きいです。

 

沼田)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生)筋肉を引き上げながら鍼を打つという、今までに使ったことがない打ち方です。鍼灸師の資格をとってから日が浅い方よりも、むしろ長年鍼灸に携わった方の方が、難しく感じることもあるかもしれません。それくらい、打ち方が全く違いました。

それから、ラインの取り方も難しかったですね。思っているよりも外に流れてしまったり…。男性の方が、普段から顔を鏡で見る機会が少ない分、感覚をつかむまで大変でした。なんとか及第点をいただくまでに、2ヶ月かかったと思います。

とても、2,3回講習を受けただけで習得できるようなものではありません!

 

沼田)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)鍼灸の技術面ではないのですが、講師の先生方みなさんから「気遣い、サービス」について勉強になるなと感じました。言葉遣い、お茶の出し方ひとつとっても、意識されているなと。

自分のお客様対応に、取り入れていけると思います。

 

沼田)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを教えてください。

 

先生)これからの鍼灸師に必要なのは、社会性やコミュニケーション能力だと考えています。鍼灸について知らないことだらけで来店されたお客様に、どうしたら心地よく施術を受けていただけるかに大きく関わってきます。

私の鍼灸院がある長野のお客様は、「やってみたいな」「興味があるな」と思われている方は多いと感じるのですが、実際にすぐに行動される方はそう多くはありません。

鍼灸はいろいろな悩みにお応えできるので、間口を広く、気軽に利用していただけるように明るくてさわやかなイメージにお店を統一しています。

佐久地域で一番頼りにされる鍼灸院を目指して頑張っていきたいです。

 

沼田)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)「ちょっとした悩みを気軽に相談してもらいたい」と思っています。

例えば、美容鍼灸で肌悩みを改善するアプローチに、プラスして姿勢を整えることで「顔の見え方」をきれいにすることもできます。家でもできるストレッチをお伝えすれば、鍼灸で整えた状態を長くキープしやすくなる。そんな風に、トータルでお客様の美容と健康に貢献したいです。

 

沼田)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)やはり、疑問や質問にすぐにお返事を返してもらえることだと思います。

例えば、以前質問した内容では「顔に貼る置き鍼は、どのくらいの時間置いて置くのが効果的ですか?」と言うものだったのですが、こういう細かい質問にもすぐにお返事いただけるので、とても助かります。

 

沼田)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)私は長野県に在住だったのですが、東京の講座に3ヶ月通って上級技術マスター認定コースをとりました。3ヶ月通うとなると、かかる時間も交通費も決して小さいものではありませんが、あっという間に感じました。

ずっとマンツーマンで指導していただくのですが、もっと先生が誰かに指導しているところを第三者として見学したい、と思うくらいです。

しっかりと時間はかけたほうがいいと思います!

 

~取材を終えて~

 

「実は、美容鍼灸は女性のお客様だけではなくて、最近は男性のお客様にも興味のある方が増えているんですよ」とお話くださった清野先生。

お客様の話をしっかり聞いて、ちょっとした話題からコミュニケーションを拡げられている姿が想像できるインタビューの時間でした。

開設された「青空はりきゅう院」の名前のイメージ通り、さわやかにご対応くださいました。

清野先生、ありがとうございました!

 


 

<サロン情報>

 

青空はりきゅう院
〒385-0051 長野県佐久市中込3011-2小林ビル ミナミ 
TEL:080-8097-7187