「JMCAA会員インタビューvol.18」を配信します。
令和元年も残りわずかですが、「今年やり残したことはないかな…?」と考えたときのリストに、「美容鍼の技術習得」があったりはしませんか?
JMCAAについて、また立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定についての疑問を解決するヒントになるお話を先輩上級技術マスターの先生方に今月も伺っていきます!
JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
中谷好住先生
今回インタビューさせていただいたのは、大阪府堺市で「美容鍼灸・美容整体・小顔コルギ 玉兎(ギョクト)」を経営されている中谷好住(ナカタニヨシズミ)先生です。
ご自身が体の痛みに悩まれていたことからさまざまなマッサージに興味を持ち、30歳のころ台湾式足つぼの世界に飛び込まれた中谷先生。それ以来、小顔コルギ専門サロン・タイ古式マッサージサロンやカイロプラクティック、台湾式足つぼサロン、整体など、さまざまな技術を学びながら「からだ」に向き合ってこられました。
日々お客様の体に触れるなか、「指じゃ届かない!ここに、『刺せたら』もっと痛みを解消できるのに…」と直感。
「鍼灸師なら、刺すことができる…?それに、鍼灸師は国家資格。お客様から『先生』と声をかけていただくことに見合う知識を身に付けたい!」と42歳で鍼灸師となるべく新たな学びをはじめられたそうです。
そんな中谷先生が「即断即決」したJMCAAとの出会いから、立体造顔美容鍼®上級技術の習得に至るまでのお話を伺います!
(聞き手:フリーライター・キャリアコンサルタント 沼田絵美)
沼田)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。
先生)いちばんに感じたインパクトは、「立体造顔美容鍼®」という言葉そのもの!
「こんなに的確な言葉を、よう作ったなー!私もこの言葉を使いたい!」と感じました。
沼田)立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?
先生)上級を申し込むことは、基礎の初日に決めていました!…というより、上級にすぐに進める日程を選んで申込をしたので。
これだ!と思っていたので、悩んでいたらそれこそ時間がもったいないですから(笑)
沼田)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?
先生)めちゃくちゃ苦労しましたよ!本当に劣等生でした。上級の試験を受けるために必要な回数の講習を受けたというのに、大阪講師の松下先生に「これでは真理先生の試験に合格できるかどうか少し心配です… もう一度講習受けましょう?」と言われてしまうくらい。
自分で言うのもなんですが、「努力の人」なんです私。
本当に不器用だから、そこをなんとか努力でカバーして生きてきたタイプ(笑)
試験までなかなか時間が取れないので、試験前日の新幹線の中で真理先生のユーチューブ動画を何回も見てイメージトレーニングして、当日は麻布ハリークの講師の方に疑問点や技術のコツのアドバイスを頂いて。最終試験のときは真理先生の笑顔のおかげで緊張も取れて、褒めていただきました。合格とお聞きした時はものすごく嬉しかったです。
正直、試験の評価になる「痛かったらダメ」って、はじめは「無茶やな!」と思っていました。だって、鍼を体に刺すんですよ?そんなん痛いに決まってるやん!
でもね。練習してると確かに「痛くない」というときが実際にあるんですよね。
それはなぜ?と考える。その精度を上げていくために集中する。
つまり、それって相手のことを思って打つ鍼ですよね。そんな「おもてなし」の鍼の技術は、JMCAAの上級でしか学べません。ここまで「痛くない打ち方」にこだわっている協会はないんじゃないかな?と思います。
沼田)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?
先生)自信をもって、美容鍼とからだの鍼、両方をお客様にご提供できるようになったことです
鍼灸師になる以前から、「からだ」に触れることには自信がありました。鍼灸学校でも、からだについては詳しく理論を学ぶことができました。でも、顔に鍼を打つ美容鍼についての技術は当時まだ確立されているものがありませんでした。
「自信をもって学び、成長することが唯一できなかった分野」がお顔のことだったんです。鍼灸学校の先生には、「美顔の鍼なんて鍼じゃない」とまでいう方もいらしたくらいですから。
自信があるということは、迷いがなくなるということ。それが施術コースの内容にも反映されていると感じます。
沼田)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを教えてください。
先生)「お客様の求めていることに応える」ことを大切にしています。目の前のお客様は、何に期待をされて来店いただいているのか?ということに真摯に向き合いたいです。
そのためには、嘘をつかないこと。
過剰な期待をして来られるお客様にはきっちりと「鍼灸では無理です」とお伝えしてご希望に沿った美容クリニックをお奨めします。
でもね。他院をお奨めするだけでは無責任に感じたので近所の美容クリニックの先生を調べてご挨拶に伺いました。「鍼灸では無理なお客様をこちらの院にご紹介してもよろしいでしょうか」って。最初はクリニックの先生の方がびっくりされていましたが、快諾をいただき、今はお客様の紹介はもちろん、何かあった時に相談させていただけるよう体制を整えました。
突き放すのではなく、自分のできるかぎりの情報を責任もって提供する。そうすることで信頼関係が築かれてくるから、お客様はまた何かあったら戻ってきてくれます。
もちろん、できるだけ期待値を越えられる努力をします。たとえば妊婦さんへの施術ができるように学んだこともその一つです。女性として一番しんどい時期を、少しでも楽に乗り越えるお手伝いをしたい。そうやって多方面に知識を拡げているので、豊富なメニューが最終的にお客様を迷わせてしまっているかもしれませんけれど(笑)
沼田)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?
先生)歳を重ねて肌の調子が悪くなって、この前までなかった自分のマイナス部分を嫌でも実感し始める苦しさ。写真を撮られたくないとか、鏡を見るのが嫌になってくるとか…。
自分もそういう年代なので、こういう気持ちがとてもよく分かります。
だからこそ、そういう年齢を重ねた方に美容鍼灸の力を感じていただきたいのです。
「女として頑張る力」を引き出してあげたいと思います。
沼田)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。
先生)とにかくお会いする方が全員フレンドリーです!講師の方であっても、上級認定の方も、基礎の方も、みんな平等というか。
設立してからまだ新しい組織ということもあるのだと思いますが、「自分がいちばんの経験者だから!」と威張るような人に会ったことがありません。
真理先生も、いつも「あ~!こんにちは~!!」って元気に声かけてくださって(笑)
みんなで盛り上がっていこう、全員を大切にしようという組織の一員になれてよかったな、と思います。
沼田)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。
先生)「上級も受けるかどうか迷っている方」なら、迷わず受けてください!とお伝えしたいです。JMCAAはこれからもまだまだ進化すると思います。「上級」を学んでゴールではありません。さらに上のステップに進みたい、そう考えているなら上級での学びは必ず必要です。
「受けると決めている人」へもしも注意することがあるとしたら、「難しい技術を取得する苦労を、努力でカバーする気持ちがない人は向いていません」ということです。お金さえ払えば簡単に取得できるような技術ではないからです。
相手のことを考えて一本一本丁寧に打つ。これ基礎のようですが実は上級技術なんです。上級コースでは技術と一緒にそういう気持ちも学ぶことができますよ。
~取材を終えて~
「即断即決」と「細やかで入念な準備」。
一見相反するような長所ですが、中谷先生は見事に両方を備えていらっしゃいます。
タイ・アメリカ・韓国・台湾など直感に従って本場に学びに行ったり、鍼灸師の資格取得直後にスタッフ採用&路面店をオープンされたり、とにかく「即!行動」エピソードをたくさんお持ちで、「JMCAAも即申込ですよ!」のお話も疑う余地ナシでした。
一方で、このインタビューのためにと、ご自身でそのまま完成原稿になるようなボリュームで質問表に回答を記載して準備くださったことには本当にびっくりしました。(準備期間はわずか数日!)
そのせいか、ついつい取材も盛り上がり、実はこちらでご紹介しきれなかったエピソードもあります…。ぜひ中谷先生に、交流会で直接お話を伺ってみて下さいね。
中谷先生、ありがとうございました!
<店舗情報>
美容鍼灸 玉兎治療院
〒591-8002 大阪府堺市北区北花田町1-46-1 リーノオールウェイズ1階
TEL: 048-856-9511