第1回「美容につながる長野式治療入門セミナー」開催報告

平成31年3月3日(日)ひな祭りの日に、日本メディカル美容鍼協会(JMCAA)と長野式臨床研究会が初めて共催して行う「美容につながる長野式治療入門セミナー」(参加者60名、スタッフ6名総勢66名)が開催されました。
本記事では、当日の様子をご紹介するとともに、このセミナーが企画された経緯についても少し触れておきたいと思います。

 

長野式との出会い

 

JMCAA代表の岡本真理と長野式との出会いは、約10年前に遡ります。
岡本がまだ鍼灸学校の学生だった当時、渋谷の郷鍼療所にてアルバイトで働いていたのですが、院長の郷宗知先生が長野式治療を取り入れていらっしゃったことがきっかけでした。 余談ですが、郷先生は、故長野潔先生から直接指導を受けたことがあるそうです。
そこで長野式治療の一端を学んだ岡本は、自身が立ち上げた麻布ハリークでも長野式治療を取り入れ、美容鍼灸の現場においても長野式治療の再現性と有効性の高さを日々実感してきました。
「美容の効果を出すためには体の治療も非常に重要であり、それを皆で学べる長野式治療と美容鍼のコラボセミナーを企画したい!」そう思っているなか、共通の知人の紹介で、長野式臨床研究会の岩島先生と出会うことになります。

 

岩島先生との出会い

 

本セミナーの講師を務めたのは、JMCAA岡本真理と、もう一人、長野式臨床研究会東北支部長の岩島信吾先生(岩島治療院院長)です。
この先生がいなかったら、本セミナーの開催は実現しなかったと言っても過言ではありません。
初めて治療院に訪問した際に我々の想いを伝えたところ、その想いに強く共感していただき、長野式臨床研究会代表の長野康司先生を口説いてコラボセミナーを実現してくださいました。
なにせお互い初めての試みで、プログラムもスライドも資料も全くないゼロからのスタートだったため、企画内容や講義内容を約半年にわたって何度も何度もディスカッションし、改善に改善を重ねて作り上げました。
お互い妥協のない良い準備ができたと思います。

 

当日のセミナーの様子

 

12時にスタートしたセミナーを、写真を交えて振り返っていきます。

 

まず第Ⅰ部は、岩島講師による「長野式治療の紹介」からスタートしました。
長野式治療の診断、診立て、治療法の決定、治療の流れについて、動画を交えてお伝えいたしました。 このセッションで長野式の全体像をおおまかに理解することができます。ここで使った動画はこちらからご覧いただけますので、ご興味がある方はご覧ください。

 

岩島講師による治療デモンストレーション

 

第Ⅱ部は、岩島講師による「長野式治療のデモンストレーション」です。
実際に患者役のモデルに対し、診断から治療を行いました。 いろいろと質問をしながら脈診、腹診、火穴診、局所診、腰背診を行う様子や、そこで得られた情報をホワイトボードに書き出し、どのように治療方針を決めていくのかを解説していきます。
その後、実際の治療方針に沿って、刺鍼していきます。 刺鍼後にお腹の圧痛を確認して、また治療を繰り返すといった一連の流れを見ていただきました。


 

岩島講師と岡本による症例解説

 

第Ⅲ部は、本セミナーの目玉企画! 岩島講師と岡本による「症例解説」です。
実際に実在する2つの症例をもとに、岩島講師が長野式治療の診断から治療までを丁寧に順を追って解説していきました。また、途中途中で岡本より美容の主訴改善について身体の鍼灸治療の面からも解説を加えました。
岡本が岩島講師に随時質問もしていきましたので、参加者の皆様もより理解を深められたのではないでしょうか。


 

 

岡本真理による立体造顔美容鍼®デモンストレーション

 

そして、最後の第Ⅳ部は岡本による「立体造顔美容鍼®デモンストレーション」です。
全員が公平に見られるよう、プロジェクターでスクリーンに投影して中継しました。 立体造顔美容鍼®の基礎技術と上級技術を連続してお見せすることはほとんどありませんので、JMCAA会員の皆様にとっても貴重な機会になったようです。


 

懇親会!

 

セミナー終了後は、JMCAAの本部スタッフと長野式臨床研究会のスタッフ、JMCAA会員の数名で懇親会!
ご参加いただいた皆様、大変お疲れさまでした!

 

今後も、本セミナーは非定期に開催してまいります。 東京以外での開催も検討していきますので、楽しみにお待ちください。セミナー日程のご連絡をご希望の方は、美容鍼灸セミナー.comのサイトにてメルマガ登録をお願いします。

JMCAA会員インタビューvol.10 鈴木智永先生

「JMCAA会員インタビューvol.10」を配信します。
この記事では、認定講師や上級技術マスターの先生にインタビューさせていただき、皆さんが認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているか、さらに治療院のことなどを伺ってまとめました!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
鈴木智永先生

 

第十回目は、静岡県沼津市で「すみれ鍼灸マッサージ院」を開業されている鈴木智永(すずきともえ)先生です。

今ではお客さまから「鈴木先生のようになりたい」と言われるほど美肌の持ち主の鈴木先生ですが、そもそも美容鍼に興味を持ったきっかけは、「美容鍼でご自身のケアをしたい」という思いからでした!(聞き手:JMCAA平)

 

 

平)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)そもそものきっかけは、「美容鍼で自分自身のケアをしたい」という思いからでした。

私は元々、在宅専門で鍼やマッサージを15年間提供してきました。その間、2人の子供の出産・育児を経験しながら仕事も続けていたのですが、あまりに忙しくて自分では気が付かなかったのですが、家族から「疲れている顔をしている」と言われてショックだったことから、美容鍼に興味を持ちました。

また、在宅のお客様からも「美容鍼はできないの?」と言われたことも大きかったです。

その後、実際に自分がお客様として美容鍼を受けに7店舗ぐらいまわったのですが、その時に麻布ハリークの施術を受けてカウンセリングや技術に感動し、そこからJMCAAで美容鍼を学ぶことに決めました。

(スタッフ注:麻布ハリークは、日本メディカル美容鍼協会の岡本真理が代表を務める美容鍼灸サロンです。

 

平)また、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)麻布ハリークの美容鍼をお客様として受けたときに、「このレベルの美容鍼を私も提供したい!」と思ってJMCAAのセミナーを受けましたので、最初から上級技術を受けることに決めていました。

 

平)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生) 在宅専門の鍼を提供している間は、片手挿管をする機会がなかったので、上級技術マンツーマン入門セミナーを習得するまでは片手挿管に苦労しましたね。

その後、上級技術マスター認定コースでは、「ライン取り」と「押し手」が難しかったです。

岡本先生から「引き上げた分だけリフトアップする」と教わりましたが、そのコツをつかむまでは大変でした。


平)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)美容鍼の技術の向上はもちろんですが、カウンセリングやお客様の説明で大変役立っています。

初めて美容鍼を受けるお客様は、顔に鍼を打ってどうしてリフトアップできるのかと半信半疑の状態で来院されるので、そういったお客様に、顔の筋肉の作用や、シワがどうして深くなったのか、どうやって改善していくかを丁寧に説明できるのはとても大きいです。

また、私の院には、最年少で17歳の方から、最高で68歳のお客様まで通われていますが、年代によって様々なお悩みをお持ちですので、どんなお悩みにも対応できるようになりました。



平)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。

 

先生)鍼灸師として一番大切にしていることは、お客様にリラックスしてもらうことです

治療をするために当院に嫌々通われるのではなく、できるだけ通うのを楽しみにしていただけるように心がけています。

お客様が心からリラックスすることで、治療効果も上がると考えています。

 

院の一つ目のアピールポイントは、お客様の悩みに誰よりも共感できることです。

前述したように、自分自身が育児疲れでお疲れ気味だった顔を美容鍼で回復した経緯があるので、誰よりもお客様のお顔の悩みに寄り添ってお話をお伺いできると自負しております。

そんな私ですが、今ではお客様から「美容鍼で鈴木先生のようになりたい!」とおっしゃってもらえるほどに変化しましたので、これからも自分自身の身をもって美容鍼の効果をお客様に伝えていきたいですね。

ちなみに、今でも自分の顔を自分で鍼を打ってケアしています。

 

二つ目のアピールポイントは、ベッドを2つ用意してベッドメイキングを完璧にしていることです。

当院では私が一人で施術をしているのですが、ベッドは2つ用意しております。2つのベッドを、「シワがよっていない」「前の人が寝ていた形跡がない」などホテルのように完璧にベッドメイキングしてお客様に喜んでもらうようにしています。

また、ベッドを2つにした理由は、カップルやご夫婦、お友達同士などペアでご来店されるお客様が一緒に施術を受けられるようにしているんです。特に最初は鍼が怖くて誰かと一緒に来店したいという方がいるので、そういった方から好評を得ています。中には、ご夫婦で来店されて、だんな様が身体の治療、奥様が美容鍼を受けるという例もありますね。

 

三つ目のアピールポイントは、男性のお客様も受け入れていることです。

当院では美容鍼の施術を受ける男性のお客様も多いんです。営業の方などスーツでふらっと立ち寄られる方もいるんですよ。月に1回など、定期的に通っていただいている男性のお客様もいます。男性のお客様は、「今この症状を改善する」というよりも、「これ以上歳をとりたくないのでアンチエイジングとして施術を受ける」という方が多い気がします。

 

ちなみに、当院の「すみれ鍼灸マッサージ院」の名前の由来は、「すみれ」を英語で書くと「smile」ですよね。それをカタカナ読みすると「スマイル」で「笑顔」になるので、この名前にしました。

また、身体の施術では、在宅の鍼灸を行っていたときの経験から、トリガーポイントを意識して、お客様の痛みの原因をいち早く見極めることを大切にしています。

 

 

平)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)上級技術をマスターして変化したことは、リピーターのお客様が増えたことですね。

身体の治療で通う方は、痛みがなくなったら通わなくなることが多いのですが、美容鍼を受けるお客様は継続して通ってくださいます。そのため、最初は身体の施術をメインで提供していたのですが、今では8割以上が美容鍼のお客様になりました!

平)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)アフターケアがあり、質問したことに丁寧にお答えしてもらえることですね。

アレルギーがあるお客様のケースについてJMCAAに相談したところ、丁寧にお答えしていただき大変助かりました。



平)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)当院では、1回目に来院されたお客様には、ビフォーアフターの写真を、2回目以降の方はアフターの写真を撮影しています。

上級技術を習得することで、このお写真の変化を見てリピーターになってくださる方が増えましたので、おススメです!




 

~取材を終えて~

 

鈴木先生は、二人のお子さんがいらっしゃるのですが、とてもそう見えないくらいツヤツヤのお肌でインタビューに答えていただきました。そもそも美容鍼に興味を持ったきっかけがご自身のセルフケアでしたが、今ではご自身が美容鍼の効果を身をもって経験されているので、お客様にとても説得力がありますし、お客様のお悩みが自分のことのように共感できるそうです。これからもお客様の良きお手本として活躍して頂きたいです!

 


 

<サロン情報>

 

すみれ鍼灸マッサージ院
〒410-0053 静岡県沼津市寿町9−18
TEL:055-939-7673

 

 

 

JMCAA会員インタビューvol.9 継岡裕章先生

「JMCAA会員インタビューvol.9」を配信します。
この記事では、認定講師や上級技術マスターの先生にインタビューさせていただき、皆さんが認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているか、さらに治療院のことなどを伺ってまとめました!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
継岡裕章先生

 

第九回目は、徳島県名西郡で「はりきゅう 鍼灸ひろ」を開業されている継岡裕章(つぎおかひろあき)先生です。

継岡先生は、四国で初めて上級技術マスターを習得された先生です。これから徳島のみならず、四国で美容鍼を広めていきたいという頼もしいお言葉をいただきました!

また、上級技術を習得するために苦労した点をお伺いした際に、ほぼ全ての練習に苦労されたとお話して下さったことも印象に残りました。苦労のかいがあり、上級技術がお客様への説明等でお役に立っているようで安心しました!(聞き手:JMCAA平)

 

 

平)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)自分自身の技術力向上のために、全国の美容鍼セミナーを探していたのですが、その時にたまたま見つけた、数年前に東京で開かれていた「美容鍼灸フェスタ」に参加したんです。

そこで、JMCAA代表の岡本先生が実技を披露されており、それに感銘を受けてその場で名刺交換をさせて頂きました。それがJMCAAのセミナーに参加した最初のきっかけです。

 

平)また、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)名古屋で「1Day基礎コース」を受けてから、院で美容鍼を提供したところお客様から喜んで頂いたのですが、あるお客様から「1回の効果が薄い」という感想をいただきました。それがきっかけになって、もっと美容鍼の技術を深めるために、上級技術まで目指そうと思いました。

 

平)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生) 正直、ほぼ全ての練習に苦労しました。特に、「押し手、打つライン、出血の処置、マッサージの手の当て方」が難しかったです。

私の場合、手が大きかったので、マッサージをするとお客様の耳に当たってしまうことが多かったです。担当の先生もおっしゃっていましたが、手が大きいと、マッサージと片手挿管に苦労される先生が多いようですよ。


平)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)私は四国で初めて上級技術マスターを習得したので、お客様とのトークでそれを話題にして話しやすくなりましたね。

当初はそういう話をしてもお客様の反応が薄かった時もあったのですが、最近ではそれをきっかけにして美容鍼に興味を持ってくれるお客様が増えてきて嬉しいです。

また、これからも徳島のみならず、四国でもっと美容鍼を広めていきたいです!



平)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。

 

先生)多くの人に東洋医学や鍼灸、美容鍼を知ってもらうために、知識を習得することを一番大切にしています。

特に、美容鍼目的で来店される方は美意識が高いので、美容の知識も習得するように心がけています。様々なお客様に対応できる知識を身に付けることはとても大切ですよね。

 

院のアピールポイントの一つ目は、初めて来店されたお客様に、「またこの院に来たいな」と思っていただけるように、なるべくサービスをすることです。

例えば、治療時間を長くしたり、治療料金をサービスしていたりします。

 

二つ目は、院へのアクセス方法を分かりやすくすることです。

徳島県は電車(徳島では汽車が走っています)やバスの運行量が少ないので、車を使う方が多いんです。私の院にも車で通われる方がほとんどですので、お客様が迷われないように、アクセス方法を分かりやすく伝えるようにしています。お客様は徳島県内の方が圧倒的に多いのですが、高速道路インターより降りてから多少距離があるため、車で2、3時間かけて来院される方もいるんです。県外だと淡路島から通われている方もいます。貴重なガソリン代をかけて来院されている方が多いので、なるべく迷わずに来店して頂けるようにしています。

 

三つ目は、お客様に院で気持ちよく過ごしてもらうために、院内の空間を充実させていることです。

当院に初めてくるお客様の中には、鍼が初めての方もいますし、緊張されているのを少しでもリラックスしてもらいたいんです。

例えば、待合室でフィーリングミュージックを流したり、施術する部屋を完全個室にしています。フィーリングミュージックは、自律神経を整える作用が見込めるオルゴールやクラシックの音楽を流しています。

 

 

平)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)立体造顔美容鍼®の、骨格や筋肉の知識を学んだことで、お客様に美容鍼を説明する際にとても役立っています。

お客様から「どのようにリフトアップするんですか」と質問されることもあるので、骨格や筋肉の話も交えて説明すると納得していただきやすいですね。

また、独学で美容鍼を提供していた時よりも、内出血の対処法に自信がつきましたね。まずは内出血をなるべく出さないようにする技術や、万が一できてしまってからの対処法も役立っています。



平)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)美容鍼の技術向上と自分の能力の維持ができることです。これからも、腕を落とさないために、東京や大阪の練習会に積極的に参加していこうと思っています。



平)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)立体造顔美容鍼®は素晴らしい技術だと思っていますし、理にかなっている技術だと思っております。

上級技術を習得することで、お客様への説明も分かりやすくなります。

思い切って上級技術を習得することをおすすめします!




 

~取材を終えて~

 

一番印象に残ったのは、継岡先生の院に、徳島県内から車で2,3時間かけて来院されるお客様がいるというお話です。そこまでして通院されるお客様は、よっぼど継岡先生の院に信頼を寄せているのでしょうね!

また、徳島県ではまだまだ美容鍼サロンが少ないそうですので、これから徳島のみならず四国全体で美容鍼が盛り上がっていくといいなというお話で盛り上がりました。

継岡先生、ありがとうございました!

 


 

<サロン情報>

 

はりきゅう 鍼灸ひろ
〒779-3223 徳島県名西郡石井町高川原91-5
TEL:088-675-2555

 

     

     

     

 

       

 

 

 

 

JMCAA会員インタビューvol.8 金野久美子先生

「JMCAA会員インタビューvol.8」を配信します。
この記事では、認定講師や上級技術マスターの先生にインタビューさせていただき、皆さんが認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているか、さらに治療院のことなどを伺ってまとめました!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
金野久美子先生

 

第八回目は、千葉県千葉市で「こん野鍼灸・整骨院」を開業されている金野久美子(こんのくみこ)先生です。

「こん野鍼灸・整骨院」を一緒に経営されているだんな様との仲睦まじい様子や、「ご夫婦ともに趣味が仕事の鍼灸」というお言葉が印象的でした。

また、上級技術を習得するためにたくさん練習された「鍼を痛みなく打つ」技術がお顔だけでなく身体の治療にまで役立っていますと嬉しいお言葉もいただきました!(聞き手:JMCAA平)

 

 

平)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)6年前に「こん野鍼灸・整骨院」を開業した際、その当時、美容鍼はまだ流行っていませんでしたが、お客様から「美容鍼を受けてみたい」と要望があり美容鍼に興味を持ちました。
その時は、美容鍼の本を買って勉強したり、他のサロンでお客様として美容鍼を受けてみたりしながら独学で施術をしていたのですが、効果が出ているか自信が持てず、これでいいのかなと悩み始めていました。
そんなとき、JMCAAが立ち上がる直前に開催されていた「ハリークメソッドマスターコース」の存在を知り、それに申し込んだところ、事務局の川畑さんから「JMCAAが立ち上がるのでそちらで受けてみませんか」と勧められて受講することに決めました。

 

平)また、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)元々、単発のコースだときちんと技術を習得できないと思い、何回も練習できるセミナーを受講したいと思っていました。

そのため、JMCAAのセミナーも初めから上級技術まで受けることに決めていました。美容鍼以外のセミナーでも、単発で受講したセミナーは身にならないことが多かったからです。

 

平)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生) 最も苦労した点は、「鍼を痛みなく打つこと」です。すべての鍼を痛みなく打つのは難しかったですね。
また、立体造顔美容鍼®は、顔の引き上げラインを考えながら打たなければいけないので、そこも難しかったです。

今でも、お客様がどうしたら一番綺麗に見えるかを考えながら引き上げラインを取るように必ず意識しています。


平)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)独学で美容鍼を打っていたときよりも、自信を持って美容鍼を提供できるようになりました。

また、お客様に納得していただける説明もできるようになりました。

他の院で美容鍼を受けたことがあるお客様に美容鍼の説明をした時に、「こんなに分かりやすい美容鍼の説明を初めて聞きました」と喜んでもらったこともあります。

さらに、身体の施術でもプラスになっています。

上級技術で「鍼を痛みなく打つ」という練習をたくさんしたので、顔だけでなく身体の鍼でも、「痛みなく打つ」ことに役立っていますね!


平)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。

 

先生)私が鍼灸師として一番大切にしていることは、「できるだけ、お客様に寄り添うようにしていること」です。

例えば、初診のお客様には予約の時間を長目にとらせてもらい、お客様の話をじっくり聞いて、不安なく治療を受けていただけるようにしています。その際に、私が治療できることと、できないことをはっきりお伝えするようにしています。

 

院のアピールポイントの一つ目は、基本的に鍼のお客様は完全個室、完全予約制で承っていることです。

患者さんによっては院に通っている事情を知られたくない方もいらっしゃいますので、なるべくプライバシーが保たれる空間にしています。

 

二つ目は、訪問介護士や看護師さんと連携して往診でも施術を提供していることですね。

たまたまご縁があってそのような体制で提供しているのですが、往診は、木曜日(休診日)以外のお昼休み(1時~3時)は毎日行っています。

 

三つ目は、土日祝も営業していることや、お客様の都合によっては営業時間外も対応していることです。

これは、一緒に院を経営している夫の方針も大きいのですが、夫婦ともに「趣味=仕事」ですし、できるだけお客様の要望に応えたいと思っているからなんです。

時間外でお願いされるお客様は、身体の治療のお客様だけはなく、美容鍼のお客様も、「今日午前中に出かけたいので、急遽やっていただけませんか」とお願いされることもありますね。

 

このように、夫婦揃って多忙ですので、日ごろから筋トレをしたりしてセルフケアをしています。

私は鍼やお灸の施術を夫からしてもらっていますが、実は、夫は鍼を打たれるのが大の苦手なんです。それなのに、私が上級技術のコースを受講していたとき、練習として美容鍼を夫に打たせてもらっていました。そのとき、夫は痛み止めの薬を飲みながら私の練習に付き合ってくれて感謝しています!

 

 

平)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)美容鍼のお客様が増えたことが一番大きいですね!

また、当初は美容鍼が目的で来院されたお客様も、だんだんと身体の治療も受けてくださったり、ご家族を紹介してくださったりと、美容鍼だけではなく鍼治療そのものを好きになってくださる方が増えてきました。

平)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)他の会は、入会してから会報誌が届くだけということが多いと思いますが、JMCAAでは会員のみなさまに「JMCAAにどういったことを望んでいますか?」とアンケートを取ってくださったり、無料の練習会を開催してくださったりと、会員の要望を訊いて応えてくれることがいいですね!



平)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)施術の直後に、リフトアップ効果や、患者さまのご希望に沿う効果が目に見えて得られるので、自分の自信にもなりますし、お客様の喜びに繋がりますので、上級技術を受講するか迷っていらっしゃる先生は、受けた方がいいと思います!

また、上級技術では、「今日はここまで出来たので、次回はここを重点的に練習しましょう」と次回の課題を明確にしながら、段階をふんでしっかり技術を習得できるようになっていますので、習得できるか不安な先生も大丈夫だと思います。




 

~取材を終えて~

 

取材時に、金野先生から、お客様の要望によっては営業時間外も施術を提供されているとお伺いして、私が「さぞかし大変でしょうね」と応じたところ、金野先生が「できるだけお客様の要望に応えたいんです」と、素敵な笑顔でさらっとおっしゃったのがとても印象に残りました。

このようにとても多忙な金野先生ですが、インタビューで拝見したとき、お肌がツヤツヤでとてもお元気そうでした。素敵な笑顔を絶やさない金野先生に、ナイチンゲールのようなお客様への深い愛情を感じたインタビューでした。

金野先生、ありがとうございました!

 


 

<サロン情報>

 

こん野鍼灸・整骨院
〒267-0067 千葉県千葉市緑区あすみが丘東1-6-4
TEL:043-295-8917