JMCAA会員インタビューvol.7 三牧正先生

「JMCAA会員インタビューvol.7」を配信します。
この記事では、認定講師や上級技術マスターの先生にインタビューさせていただき、皆さんが認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているか、さらに治療院のことなどを伺ってまとめました!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
三牧正先生

 

第七回目は、京都府京都市で「美容鍼サロンHARICA」を開業されている三牧正(みまきただし)先生です。
この「美容鍼サロンHARICA」は、京都で唯一の会員制美容鍼サロンだそうです。また、三牧先生は京都で開業されている院で、上級技術マスターを習得された初めての方です。

「京都唯一」「京都初」という2つの肩書を持つ三牧先生が大切にされている、「お客様第一」という姿勢が印象に残ったインタビューになりました。(聞き手:JMCAA平)

 

 

平)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)私は、京都にある脊椎専門のクリニックに13年間勤務していました。

その後、2018年の9月に「美容鍼サロンHARICA」を開業したのですが、畑違いな分野への転身でしたので、美容鍼を全くのゼロから学んで開業することになりました。そのため、美容鍼を学べるセミナーを探していたときに、JMCAAに出会ったんです。
JMCAAのセミナーを選んだ理由は、クリニックで長年働いていたこともあり、「なぜここに鍼を打つのか」を明確にできる鍼を、美容鍼でも打ちたかったからです。
その点、JMCAAは「美容鍼を医学的根拠に基づいて『解剖学的』、『生理学的』に学べる」という私のニーズを満たしていたので選びました。

 

 

平)また、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)基礎技術の講習を受けた時点で、「いいな、上級も受けたいな」とは思っていたのですが、決定打は事務局の川畑さんの一言ですね。
川畑さんから、「京都で上級技術を取っている人はまだ誰もいませんよ」と言われたことです。私はそういう言葉に弱いんですよね(笑)。
確かに「京都で唯一上級技術を認定された院」という肩書は大きなPRポイントになっています。
ちなみに、私は京都出身で大学時代もずっと京都で過ごしていたので、京都で開業したんです。隣の大阪は美容鍼サロンがたくさんあるのですが、反対に京都は保守的な土地柄もあってか、まだまだ美容鍼サロンが少ないのが実情です。

 

平)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生) 美容鍼をゼロから学び始めたので、正直、全てが難しく感じました。
その中であえて挙げるのならば、「スムーズに施術をすること」と、「片手挿管」が難しかったですね。暇さえあれば、テレビを見ながらなど片手挿管の練習をしていました。
私が勤めていた脊椎のクリニックでは徒手療法がメインでしたし、鍼もほとんど片手挿管をする必要がなかったので、学生時代以来の猛練習でしたね。
こんな風に、美容鍼の経験がゼロからでも上級技術まで習得できたのは、認定講師の秋元先生やJMCAA代表の岡本先生に技術を細かく教えていただいたからです。


平)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)学んだこと全てがプラスになっていますが、あえて挙げるならば「カウンセリング」です。

JMCAAの技術には「医学的根拠」があるので、お客様に説明する際に自信を持って話せるんです。自信を持ってお客様に説明すると、お客様にもそれが伝わってお客様との信頼関係を構築しやすいですし、安心してこちらにゆだねてもらえますね。
ちなみに、私の院ではカウンセリングに特に力を入れていて、美容鍼を打つ前に30分くらいはカウンセリングに時間をかけており、その時間を大切にしています。


平)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。

 

先生)鍼灸師として一番大切にしていることは、「お客様第一」の姿勢です。
お客様により満足してもらうためには、正直に言えば鍼を打つのも、徒手療法でもなんでも構わないと思っています。鍼を打つのも、私にとっては「お客様に満足してもらうための1つの手段」と考えています。「この方法を使わなくてはならない」と、考えないタイプなんです。
ただ、今のところ立体造顔美容鍼®で美容鍼を提供することが、お客様に一番満足してもらえると思っています!

 

また、院のアピールポイントですが、一つ目は内装です。
「鍼灸院・治療院」のイメージではなく、「サロン」というイメージで内装を手掛けました。お客様はやはり女性がメインになってきますので、女性が圧迫感を持たないように密室にするのを避けて、開放感を感じてもらうように格子状の作りにしています。
また、私自身はモノトーンが好きなのですが、デザイナーさんと相談してオレンジを基調としたサロンにしました。ちなみに、院全体の内装を決めるまでに、デザイナーさんと打ち合わせを5,6回重ねましたね。


二つ目は、「peek a body」という最新鋭の姿勢分析器を導入していることです。
この器械は、センサーで関節ポイントを自動認識することにより、測定は最短たった 20秒で終わります。測定すると、筋肉の歪みや、今の姿勢を続けたままだと5年後にどういうリスクがあるかなどの情報をお客様にお伝えできます。内臓疾患や血圧の病気までリスクを予測でる優れものです。
鍼灸師の判断でも、こういった患者さんの筋肉や姿勢の問題についてお伝えできますが、お客様は、客観的なデータを見せた方が納得してくれと思うんです。これも、「お客様を第一」に考え、お客様の視点に立って考えたときにより満足してもらうために導入しました。


三つ目は、トイレです。
女性がメインのお客様になるので、トイレが綺麗だと喜んでいただけるかなと思っています。女性は、どんなにおしゃれなお店でも、トイレが汚いともう行きたくなくなると聞きます。実は、内装ではトイレに一番お金をかけました!元々のトイレの大きさを2,5倍に拡張しています。

    

 

平)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)前述したように、「京都で唯一上級技術を認定された院」というように、宣伝材料として使わせていただいています。
また、技術面でもしっかりと生かして施術しています。お客様のご要望では「たるみをどうにかしたい」が圧倒的に多く、若い女性からは「フェイスラインをすっきりさせたい、小顔にしたい」という要望が多いです。そういったお客様に上級技術で施術して喜んでいただいています。

ちなみに、当院は20代の女性もけっこう多いですし、一番年配のお客様は70代前半と年齢層は幅広いです。

(スタッフ注:三牧先生は、クリニック時代にご高齢のお客様の接客が多かったからか、50代以上のお客様から大変親しみをもってもらいやすいそうです。年配のお客様に対して心がけていることは、自分よりも人生経験を積んだ人生の先輩として敬意を常に持って接することだそうです!

平)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)医学的根拠に基づいた知識を習得できることが一番ですね。
美容鍼以外のジャンルでも、協会に分からないことを質問しても納得できる答えをもらえることは中々ないものですが、JMCAAでは、分からなったことに対して、納得できる答えを教えてもらえるのでありがたいです。


平)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)「美容鍼を中心に提供しよう」と考えていらっしゃるのならば、基礎技術だけよりも上級技術まで習得した方が、お客様により効果を実感してもらえるようになりますのでおすすめです。
また、まだまだ全国的にも上級技術を持っている先生は少ないので、「差別化を図る」上で役立ちますよ!



 

~取材を終えて~

 

三牧先生は、院のInstagramでご自身がはまっていらっしゃる「おしゃれ靴下」をアップされているのですが、靴下にはまったきっかけはお客様だったそうです。というのも、クリニックに勤めていたころのエピソードですが、年配の背中が曲がったお客様がまず目が行くのが「足元」です。そのため、辛い症状を抱えているお客様に少しでも明るい気持ちになってもらおうと思い、目がつきやすい足元の靴下を明るい色にしたら喜んでもらったそうです。「靴下を見るだけで三牧先生だと分かる!」とお声をいただいたそうですよ。心温まるエピソードでした!三牧先生、ありがとうございました。

 


 

<サロン情報>

 

美容鍼サロンHARICA
〒604-8381 京都市中京区西ノ京職司町67-86 マイフラットT201
TEL:075-286-4323 

 

    

    

    

    

JMCAA会員インタビューvol.6 三橋賢輝先生

「JMCAA会員インタビューvol.6」を配信します。
この記事では、認定講師や上級技術マスターの先生にインタビューさせていただき、皆さんが認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているか、さらに治療院のことなどを伺ってまとめました!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
三橋賢輝先生

 

第六回目は、千葉県佐倉市の「ルナ整骨院鍼灸院」にお勤めされている三橋賢輝(みつはしけんき)先生です。
三橋先生の「美容鍼でとことん勝負する」という一本気な姿勢や、女性が8割を占めるお客様に喜んでもらうために日々努力されている姿が印象的な
インタビューになりました。
また、三橋先生は「上級技術マスター認定の第一号認定鍼灸師」という強力な肩書を持っていらっしゃいます!まだ本協会が設立する前の、貴重なお話もお伺いできました。(聞き手:JMCAA平)

(スタッフ注:右が三橋先生、左がJMCAA代表の岡本です。

※写真の認定証は現在の認定証デザインと異なります。)

 

平)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)今は違うと思いますが、私が美容鍼に興味を持った当時、鍼灸師の学校で美容鍼を教えてもらえるのは女性のみという時代でした。そのため、学校では美容鍼を教えてもらえなかったので、美容鍼を学ぶことができるセミナーを探していたんです。

その際、「適当に顔に鍼を打つのは嫌だな」と思って美容鍼をきちんと学べるところを探していたことがきっかけです。
ちなみに、私がセミナーに参加したのは、JMCAAという組織もまだ発足していなかったころでした。

(スタッフ注:三橋先生が最初にセミナーに参加されたころは、まだJMCAAの設立前で、当時開催されていた麻布ハリーク主催のセミナーにご参加いただきました。三橋先生はJMCAA上級技術マスター認定の第一号認定鍼灸師でもいらっしゃいます。)

 

平)また、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)当時、JMCAAの認定コースの体系がまだ整っていない時代でしたので、私は異例のコースを辿って上級技術を受けました。そのため、みなさんの参考にはならないかもしれません。

私は、セイリン株式会社さんが主催した岡本真理先生のセミナーに参加して、「上級技術を受けよう」と思って事務局の川畑さんに相談したところ、上級技術を受けることになりました。

(スタッフ注:当時の認定コースの体系には、現在の「上級技術マスター認定コース」しかありませんでしたので、上記の流れで受講いただきました。

 

平)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生) JMCAAのセミナーを選ばせていただいた理由は、難しそうだったからなんです。他のセミナーと、価格・かかる時間・内容等を比較して一番ハードルが高そうだったのが当時のJMCAAの上級コースでした。せっかくお金を払って学ぶのであれば、「簡単に他の人には盗まれない技術」を身に付けたかったんです。ですから、難しいのを覚悟の上で受けたので、幸いにも苦労はあまり感じませんでした。

平)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)JMCAAで美容鍼の技術を学べたことで、私の勤め先である「ルナ整骨院鍼灸院」で大変役に立っています。

というのも、当院に通うお客様の8割が女性で、スタッフの中でも男性が私一人だけなんです。そういった圧倒的にアウェイな環境(笑)で、男性の私が女性のお客様に喜んでもらうために、JMCAAで学んだ質の高い技術の美容鍼を強みにすることができました!
具体的には、女性のお客様から「美容鍼を受けたいんだけど」と言ってもらう前に、自分から「美容鍼を受けてみてはどうですか?」と自信を持って勧められるくらい知識が身に付きました。

 

ちなみに、当院は美容や骨盤矯正をメインにしていることや、エステサロンを併設していること、ホームページを女性受けしやすい作りにしていること、新興住宅地の近くに立地していることから女性のお客様が多いんです。

平)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。

 

先生)鍼灸師として一番大切にしていることは、「とにかくブレないこと」です。
鍼灸の世界でも流行りすたりがけっこうあると思うのですが、ブームにのらずに、「美容鍼だったら、美容鍼でとことん勝負する」と決めて突き詰めていくのが大切だと思っています。

 

また、他にも大切にしていることは、患者さんから「こうして欲しい」「こうなりたい」と要望を伝えられた際に、「ベストな治療」を提供できるようにすることです。
例えば、鍼が苦手な方もいらっしゃいますので、そんな方にも鍼を好きになってもらえるような施術をするようにしていますし、逆に鍼を好きな人には鍼をより好きになってもらえるような施術をするようにしています。

 

院のアピールポイントの1つ目は、女性のお客様向けにトータルケアを提供していることです。

妊娠前・妊娠中・産後のケアを中心にメニューを提供していて、エステも併設しております。
2つ目は、土日祝日も休まず営業していることですね。

 

平)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)JMCAAで上級技術を習得してからは、女性の体調を診るときに、「肌荒れ」などの顔の状態も指標として診るようになりました。

女性は顔のお悩みを改善してあげると気分も上がって元気になりますしね!

ですから、美容鍼の知識を身に付けてから、顔のみならず身体の治療にもプラスに働いています。

今後は学んだ技術を生かしてさらに女性の美容と健康に貢献していきたいですね。

平)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)私の患者さんに、「JMCAAで、麻布ハリークのスタッフさんを除いて、私が初めて認定を取ったんですよ」と自慢できることですね(笑)。

そこから患者さんと話が広がっていきますしね。

 

また、志が同じ人と密接に関われる機会があることです。そういう方達とお話することでたくさんの刺激を受けています。今はやっていないのですが、以前Instagramで「#JMCAA」というハッシュタグを付けて投稿していたら、他の会員の皆さんからフォローしてもらったりと交流が広がっていった経験もあります。

こんな感じで、JMCAAの会員と名乗るだけで自然とコミュニケーションが生まれてくるのは面白いですね!

 

平)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)上級技術を受けるか検討している方は、他のセミナーと比較して迷っている方が多いと思います。
JMCAAは、上級技術を習得しようと思うと段階的に回数を重ねて受講していくシステムですが、他のセミナーは1回の単発で終わりというものが多いです。

その点で、JMCAAは時間がかかりますが、単発で資格を取った鍼灸師さんたちに負けない「自信」が付くと思います。
最終的に一番大切なのは、「自信を持って美容鍼を提供できること」だと思います!


 

~取材を終えて~

 

三橋先生は、人を笑わせるのがお得意で大変お話しやすく、周りがほぼ女性という環境で働いているだけあり、コミュニケーション能力がハンパない!と感じました。

その一方で、お話をしていると大変真面目な姿勢が伝わってきて、そのギャップにも魅了されました!
三橋先生、ありがとうございました。

 


 

<サロン情報>

 

ルナ整骨院鍼灸院
〒285-0858 千葉県佐倉市ユーカリが丘3-3-11
TEL:043-308-3373 

 

 

 

JMCAA会員インタビューvol.5 岸川公一先生

「JMCAA会員インタビューvol.5」を配信します。
この記事では、認定講師や上級技術マスターの先生にインタビューさせていただき、皆さんが認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているか、さらに治療院のことなどを伺ってまとめました!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
岸川公一先生

 

第五回目は、佐賀県小城市で「きしかわ針灸整骨院」を開業されている岸川公一(きしかわこういち)先生です。
岸川先生の常に向上心を持つ真面目な姿勢が伝わってくる
インタビューになりました。
また、岸川先生はこのインタビューをさせていただく少し前に美容鍼の提供を開始されたとのことで、とてもよいタイミングでお話をお伺いできました!(聞き手:JMCAA平)

 

平)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)当初、私が開業している「きしかわ針灸整骨院」では美容と距離を置いていて、正直に言うと美容はエステの方の分野だととらえていました。
しかし、テレビで美容鍼について知った女性の患者さんから、「きしかわ針灸整骨院でも美容鍼を受けられますか?」と質問されたんです。
そこで、私自身、美容鍼の知識がなかったので、一から美容鍼を学んでみようと思い、ネットで見つけたJMCAAのセミナーに参加しました。
ちなみに、私の院がある佐賀県では、いくつかの鍼灸院で美容鍼を提供しているようですが、美容鍼に力を入れて提供している鍼灸院はまだ少ないようです。

 

平)また、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)「1Day基礎コース」で美容鍼の基礎を学んだら、ますます美容鍼灸に興味を持つようになりました。
また、基礎で学んだ技術を、私の妻や院の受付スタッフに試したところ効果が見られたので、これはすごいと思い上級技術を目指そうと思いましたね。

 

 

平)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生) ベースとなるフェイスラインの見方や鍼の打ち方・鍼管の置き方・切皮・刺入時の鍼の入れ方・鍼の抜き方・出血した場合どうするかなど数えるときりがないのですが、その中でもフェイスラインの見方がいちばん苦労しましたね。

 

平)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)いろいろあるんですが、自信をもって美容鍼を打てるようになりましたね。

お顔に鍼を打つことは、患者さんの立場になるととてもナイーブなことですので、自信をもって施術できるのは一番大事なことですよね。

 

平)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。

 

先生)鍼灸師として一番大切にしていることは、「常に向上心をもって、今の自分に満足しないこと」です。

(スタッフ注:岸川先生の院では、ご自身が幼少期から大学時代までずっと「体操競技」の選手だったからか「スポーツ障害治療」を提供されているのをはじめ、「マタニティ治療」を提供されていたり、「交通事故専門外来」を設置していたりと幅広い治療を提供されています。岸川先生が答えてくださった「向上心」があるからこそ、このように様々なジャンルの治療を提供できるのだと思いました。)

 

院のアピールポイントですが、1つ目は、「痛みを治す技術力」です。
患者さんの様々な症状の痛みを緩和するために、新しい技術であれ伝統的な技術であれ、あらゆる技術を習得して患者さんに提供するようにしています。

 

2つ目は、「患者さんに主役になってもらい、笑顔で帰っていただくこと」です。
私の院では高齢で一人暮らしの患者さんも多いので、せめて院に来店されたときは主役になってもらえるように心がけていますし、笑顔になって帰っていただけるよう、スタッフ側も笑顔でお見送りするようにしています。
私の院には90代の患者さんが何人かいらっしゃるのですが、最近はご家族に車で送ってもらって来院した101歳の患者さんもいらっしゃいました。一人で車を運転して来院される92歳の強者もいます。

(スタッフ注:高齢の方はほぼ100%口コミで来院されるそうです。それだけお客様の満足度が高い院なのですね!)

 

平)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)院に来院されている患者様5名に、モニターとして美容鍼を提供しはじめました。
モニターさんに鍼を打つことで、たくさん質問をいただきそれに答えているうちに、面白いように美容について勉強になってます。
1ヶ月を過ぎ、みなさんのお肌に変化が出てきて、私もさらに満足してもらえる美容鍼を提供したいと思ってます。
2019年春には美容鍼専門の部屋を設けるなど院のリノベーションを予定してます。
これから美容鍼の提供を本格化していくのが楽しみです!

 

平)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)会員になってよかったのは、美容鍼について高いスキルを持っている方と知り合えることですね。良い刺激になっています!

 

平)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)シンプルなのですが、上級コースを受けることで、鍼灸師としてレベルアップするのは間違いないです!

何よりも患者さんに喜んでいただけるので、ぜひチャレンジしてもらいたいです。

 


 

~取材を終えて~

 

岸川先生の院で大切にされている「患者さまに主役になってもらう」という方針は、どんなお客様にも喜んでいただける素晴らしいおもてなしの精神だなと思いました。このフレーズを聞いたときに、なるほどなと感銘を受けました!また、岸川先生の院のリノベーションが楽しみです♪
岸川先生、ありがとうございました。

 


 

<サロン情報>

 

きしかわ針灸整骨院
〒849-0303 佐賀県小城市牛津町牛津536-5
TEL:0952-63-8721 

 

 

 

JMCAA会員インタビューvol.4 松下美智代先生

「JMCAA会員インタビューvol.4」を配信します。
この記事では、認定講師や上級技術マスターの先生にインタビューさせていただき、皆さんが認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているか、さらに治療院のことなどを伺ってまとめました!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
/大阪会場 認定講師
松下美智代先生

 

第四回目は、大阪府豊中市で「Acupuncture BISHIN」を開業されている松下美智代(まつしたみちよ)先生です。
松下先生のあふれるJMCAAへの愛情と、お客様への愛情、両方をふんだんに感じることができたインタビューになりました!(聞き手:JMCAA平)

 

平)まずは、認定講師を目指そうと思ったきっかけや理由を教えて下さい。

 

先生)私が経営している「Acupuncture BISHIN」を開業したのが2018年の1月なのですが、当時、開業するにあたり美容鍼の技術をもっと深めておきたいと思っていました。セミナーを色々探していた中で、「1Day基礎コース」に参加させて頂きました。
実は、私が鍼灸師の学校を卒業した時に、学科長だった担任の先生から、「学校で非常勤講師として教えて欲しい」とオファーを受けていたんです。そのため、基礎コースが終わった際に、「基礎コースの内容を学校でも教えていいですか?」とJMCAA事務局の川畑さんに質問しました。

その際に、川畑さんから話の流れで「JMCAAでも認定講師を募集しているので、松下先生、JMCAAの講師もやってみませんか?」とここでも講師の話をいただきました。
後日、川畑さんから再度、認定講師についてお電話をいただき、開業準備中だったにもかかわらず熱意にほだされて「それならやってみようか」と思い、認定講師を目指すことにすることにしました(笑)。

 

平)認定講師になるためにどのくらいの期間がかかりましたか?
また、大変だったことはなんでしょうか?

 

先生)開業準備もしながら認定講師の勉強をしていたので、5~6か月程かかりました。
また、大変だったことは、講義中に使用するパワーポイントの伝えなければいけない内容を熟読して、自分の中に落とし込む作業ですね。
「zoom」というWEB会議ができるアプリを使用して、岡本先生と一緒に何回も何回も講義の練習をしました。また、岡本先生の実際の講義を5回くらいお手伝いさせていただき、毎月のように大阪から上京していた時期もありました。その時に岡本先生の教え方を実際に見て勉強しました。
認定講師になってからも講師としての勉強は終わりません。今でも、セミナーの1か月前からソワソワしてきて、1週間前から教える内容を本格的に見直したり、前回の改善点を復習しています。
周りからはそうは見えないかもしれませんが、自分よりも鍼灸師としてのキャリアが長い先生方に美容鍼を教えているので、今でも毎回緊張しているんですよ(笑)

 

平)認定講師になって、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)私は院を個人で開業したので、「自分のやり方が合っているか間違っているか」分からなくなる時もありますし、決断も自分一人でくださなければいけないので、そういう面で個人で開業すると孤独になりやすいんです。
だけど、他府県から鍼灸師の先生がお店に遊びに来てくれるんです。
・上級技術を受けたい方
・セミナーで復習したい方
など、色々な先生方とお話しする事でみんな悩みは同じなんだと勇気をもらいます。
私の院が鍼灸師が通う美容鍼サロンになっているのも認定講師を務めさせて頂いているからだと思います。

 

平)立体造顔美容鍼®を受講者の皆さんに教える上で気を付けている点は何でしょうか?

 

先生)一番気を付けているのは、「とにかく分かりやすく伝えていくこと」ですね。
私が受講者として「1Day基礎コース」を受けた時に、自分が分からなかった部分を今でも覚えているんです。その後、講師の仕事を始めて4か月くらいしてから、「立体造顔美容鍼 ®は、基礎コースを受けた後、さらに上級技術を受講してから、やっと全てを納得して自分 の中に落とすことができる」と実感できました。
それからは、基礎コースを受講されている皆さんに、「基礎コースは基礎にすぎないので、上級技術を学んでからこそ立体造顔美容鍼®の真の効果が分かりますよ」と、自分の体験を基にお伝えするようにしています。

 

平)鍼灸師として大切にしていることを教えてください。
また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。

 

先生)鍼灸師として大切にしていることは、「痛みの少ない美容鍼を提供する」ことですね。
お客様によって、ほんの少しの刺激でも激痛に感じる方もいるので、どんな方にも極力痛みを感じずに済むように配慮しています。また、痛みと共通するんですが、内出血に関してもやはり気を付けています。施術前に内出血の承諾を取っていても、施術後に実際に内出血ができると不安になるお客様もいるので、説明して安心してもらうようにしています。


院のこだわりの1つ目は、「美容鍼を専門で提供している」ことです。
院がある豊中市は郊外なのですが、そういった立地にも関わらず、ありがたいことに予約が埋まってきているのは、「お客様に美容鍼を専門にしている院を選んでいただいているから」なのかなと思っています。

 

2つ目は、お客様に不安やストレスなく安心して通ってもらう仕組み作りです。
私が鍼灸師になる前に勤めていたエステ業界では、メニューがたくさんあって、毎回別のメニューを勧められたり、回数券を勧められるなどお客様のストレスになる仕組みがあったんです。そういう仕組みをなくして、お客様に安心して通ってもらえるように配慮しています。

 

3つ目は、郊外に院を構えていることもあり、価格を安く設定していることです。
お客様の立場になって、一か月にどれくらいのお金を美容にかけられるかを考えて、さらにこの価格だったら今だけでなくこれからもずっと通えるだろうなと思う価格にしています。ただ、お客様にリラックスしてもらいたいので、価格が安いといっても内装の質を落とさずに、インテリアにもこだわっています。

 

余談ですが、私以外にも愛犬のひめ店長が癒し担当で出勤することがあるので、お客様もペットを連れてきたり、お子さん連れで来店されていますね。
ちなみに、私の院に通われているお客様はずっと喋っている方が多いので、そのお話の内容もカルテにメモしていて、次回来店された時に「あのお話はどうなりましたか」と話題をふってお客様に同じ質問をしないように、話の内容を覚えているようにしています。気が付いたら、カルテには施術内容よりも雑談の内容の方が多くメモされていることもあります(笑)

 

平)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)日々感じているのですが、岡本先生のお人柄に会うたびに魅了されているんです(笑)。
あんなに裏表のない方には出会ったことがないですね。
岡本先生は、いつも元気でパワフルで、忙しくても辛そうな顔を見た事がありません。
そんな岡本先生を見ていると「私も頑張らないと」と元気をもらえます!
それにの
会員みなさんは良い方ばかりです。
大阪で懇親会を開催した際も遠方の先生も来てくださって、仕事の話しを沢山聴くことができました。
楽しかったのでまた企画しようと考えています!

 

平)認定講師として、これからどうしていきたいなど目標はありますか?

 

先生)年明けから大阪でも上級セミナーがスタートします!
大阪で基礎コースの会場になっている私の母校で、来年からJMCAAの立体造顔美容鍼®を授業で取り入れることになったんです!
このように、私ができることを駆使して、JMCAAを盛り上げていきたいですね!
「大阪は私にお任せ下さい」という心づもりです(笑)。

 

平)最後に、これから協会のセミナーに参加する人へ一言お願いします。

 

先生)私は開業準備の段階で「1Day基礎コース」を受講したのですが、「この技術なら明日からでも美容鍼をお客様に提供できる」と思いました。
それくらい、美容鍼の重要な知識・技術を身に付けることができますよ!

 


 

~取材を終えて~

 

今回松下先生にインタビューさせていただくなかで、認定講師の先生がいらっしゃるからこそ、JMCAAの美容鍼の理論・技術が多くの方に正しく伝わっていくのだと改めて実感できました。これからもどうぞよろしくお願いいたします!
また、「お客様に同じ質問をしないように配慮している」という松下先生の気遣いに、プロ意識を感じましたし、お客様と接するのが本当に好きな様子が伝わってきました♪
松下先生、ありがとうございました。

 


 

<サロン情報>

 

Acupuncture BISHIN
〒560-0011 大阪府豊中市上野西1丁目13-12 関ビル2階(豊中高校前バス停降りてすぐ)
TEL:06-6152-9981 

 

 

 

 

 

 

 

JMCAA会員インタビューvol.3 阿部泰之先生

「JMCAA会員インタビューvol.3」を配信します。
この記事では、認定講師や上級技術マスターの先生にインタビューさせていただき、皆さんが認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているか、さらに治療院のことなどを伺ってまとめました!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
阿部泰之先生

 

第三回目は、長崎県佐世保市で「えがお接骨院・鍼灸院」を開業されている阿部泰之(あべやすゆき)先生です。
阿部先生の親しみやすさや、お客様からしたわれている様子が伝わってくるインタビューになりました。
また、阿部先生がJMCAAの上級技術を習得されてから、院にとって素晴らしい効果が現れたそうですので詳しくお伺いしました!(聞き手:JMCAA平)

 

平)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)私が開業している「えがお接骨院・鍼灸院」では、当初美容系ではエステを提供していましたが、美容鍼も試してみようと思い、美容鍼に関して調べていたところJMCAAを見つけてセミナーに参加してみました。
エステと美容鍼では、お客様からの反応も全然違い、とても驚きましたね。美容鍼は即効性がすごいです。

 

平)また、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)最初の「1Day基礎コース」を受けた後に、実際にお客様に立体造顔美容鍼®を試したのですが、反響が大きかったので、さらに高い技術を勉強したいと思いました。
また、当院ではお客様の年齢層が「下は幼稚園児から上はおじいちゃん、おばあちゃんまで」と大変幅広いため、幅広い年代のお客様に美容鍼を提供できるように、様々な美容のお悩みに応えたいと思い上級技術まで極めようと思いました。

(スタッフ注:えがお接骨院・鍼灸院さんではキッズルームも完備されているそうです。下記の院のお写真をぜひご覧ください。また、お子様向けのベビーマッサージにも力を入れており、実際におねしょや多動症で悩むお子さんも来院されているそうです。)

 

平)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生)私は右利きなのですが、お顔の右側と左側で鍼の打ち方、押し手や打つラインに左右差が出てしまい当初は苦労しました。
お顔の右側、左側に同じレベルで打てるように試行錯誤したところ、自分が施術する時の立ち位置を変えてみたら意外に左右差が良くなりました。自分の立ち位置を変えるのは盲点でしたね!

 

平)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)ありていに申しますと、院の売り上げが1.5倍に上がったことです!
また、当院ではいちばん初めは身体の鍼だけを提供していたのですが、その時はお客様が次回の予約をなかなか取ってくれませんでした。ところが、美容鍼を提供するようになってからは、お客様が施術後にすぐに「次回の予約を取りたいです」と自ら予約を取ってくれるようになりました。美容鍼は1回の施術ですぐに効果が出るので、お客様がその場で効果を実感して「また来たい」と思ってくれるんですよね!そのため、売り上げのみならずお客様のリピート率も格段に上がりましたし、新規のお客様もどんどん増えていきました。

 

平)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。

 

先生)私が鍼灸師として一番大切にしているのは、「清潔感」です。当院のお客様の客層は年代・性別共に大変幅広いので、どの年代のお客様にも好印象を持っていただくために、衛生面にも注意を払っていますし、僕自身も清潔な身だしなみを意識しています。

 

また、当院のアピールポイントですが、1つ目は「お客様の健康寿命を延ばすこと」です。
お客様には、良い意味で当院の治療のみに依存して欲しくないんです。お客様の健康を真剣に考えたときに、自分でセルフケアをきちんとしながら当院で施術を受けた方が、絶対に効果が上がりますので、なるべくお客様にセルフケアをしてもらうように様々な工夫をしています。
具体的には、小さなポールに乗って呼吸したり、軽い運動をすることで骨盤底筋を鍛える効果がある「ひめトレ」の開催や、ストレッチポールを使ったりひめトレなどのエクササイズを実施するコラボ企画、「えがおヘルスケアー」の開催などです。

 

 

2つ目は「当院をお客様のご自宅のように寛いでもらえる場所」にすることです。
実は、当院にあるソファーやテレビはお客様からいただいたものなんです(笑)。お客様から「えがおさんでもっとゆっくりしたいからテレビを置いていくよ」などといろんな差し入れをいただくんですよ。それくらいお客様に実家のような親しみやすさを感じていただいていることは私の自慢です。これからも、もっとたくさんのお客様に和気あいあいと当院に通ってもらえるようにしたいですね。

 

3つ目は「様々な症状に対応していること」です。
繰り返しますが、当院は客層が幅広いので、お子さんの多動症の治療だったり、脳梗塞の患者さんの治療だったりと様々なお悩みや症状に対応しなければいけません。そのため、私自身、常に取り組む目標を掲げて、「次はこの症状にもっと対応できるようにしよう」などと勉強するようにしています。

 

平)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)上級の技術は、鍼治療にとどまらず他の治療でも大変役立っています。例えば、立体造顔美容鍼®で身に付けた筋肉の知識は、お客様により分かりやすく説明するために大変役立っています。また、「内出血を防止する施術方法」などお客様に自信をもって説明できる深い知識が身につきましたね。

 

平)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)美容鍼を広めたいという同じ思いを持った同志の先生方にお会いできることです。実際に、私が基礎コースを受けた際に出会った先生と今でも親交がありますよ。
また、美人の岡本先生に美容鍼を教えてもらえることはとても嬉しいです(笑)。岡本先生、これからもよろしくお願いします!

 

平)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)JMCAAの技術は、習得すると確実に集客や売り上げの面で効果が出てきます。
私の話で恐縮ですが、当院でも実際に売り上げが倍増しましたし、目に見える効果が確実に出てきます。自分自身も美容鍼を提供する鍼灸師として自信をもって美容鍼を提供できるようになるので、ぜひ他の会員の皆さんにも上級技術をマスターいただきたいです。

 


 

~取材を終えて~

 

阿部先生がJMCAAの技術や理論を学んだことで、売り上げのみならずお客様のリピート率も上がったという嬉しい声をいただき大変嬉しいです!こんな風に会員の先生方に満足していただけるよう、より一層JMCAAの運営にまい進していこうと思いました。
阿部先生、ありがとうございました。

 


 

<サロン情報>

 

えがお接骨院・鍼灸院
〒857-1152 長崎県佐世保市黒髪町9-20
TEL:0956-37-6803 

 

 

 

 

 

JMCAA会員インタビューvol.2 野田和也先生

新企画「JMCAA会員インタビュー」のご報告です!
認定講師や上級技術マスターの先生にインタビューさせていただき、皆さんが認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているか、さらに治療院のことなどを伺っていきます!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
野田和也先生

 

第二回目は、愛知県名古屋市で「美容鍼灸サロン しらゆき堂鍼治療院」を開業されている野田和也(のだかずや)先生です。
野田先生の優しさやポリシーが伝わってくるインタビューでした!
また、野田先生が「美容鍼灸サロン しらゆき堂鍼治療院」の内装になぜこだわりを持たれているのか、重大なエピソードをお伺いすることもできました。(聞き手:JMCAA平)

 

平)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)私が経営している「美容鍼灸サロン しらゆき堂鍼治療院」を開業する前の準備段階の時に、様々なセミナーを受講して美容鍼の勉強をしている時期がありました。その際に、インターネットで美容鍼のセミナーを探していたら偶然JMCAAのホームページを見つけたことが最初のきっかけですね。

 

平)また、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)元々、JMCAAのホームページを見ていた時から、立体造顔美容鍼®の「引き上げながら鍼を打つ技術」を魅力的に思い、JMCAAのセミナーを受けてみようと思いました。そのため、最初からその技術を習得するまで勉強しようと考えていたんです。
ただ、初めは3つの「1Day基礎コース」、「上級技術マンツーマン入門セミナー」、「上級技術マスター認定コース」の概要や仕組みなどをいまいち把握しきれていなかったので、最初の基礎コースを受講した際に、3つのコースの流れや習得できる技術を教わり、そこで「上級技術マスター認定コース」まで受けることに決めました。

 

平)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生)基礎コースで教わるのは鍼を打つポイント、パルス鍼の流し方など美容鍼の基礎的なことなので私は比較的すんなりと習得できました。
ただ、上級技術になると、今まで自分でやってきた鍼の打ち方と、立体造顔美容鍼®の押し手で引き上げながら打つという手法が根本的に違っていたので、まずはそこから練習しなければいけませんでした。もちろんやり慣れていない打ち方を習得するのに苦労しましたね。また、鍼を打つラインやポイントも考慮しないと効果がしっかり出ないのでそこも大変でしたね。

 

平)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)私は元々美容鍼をメインに提供していこうと思っていましたので、上級技術を習得したこと全てがプラスになっていますね!
上級技術を習得してからは、お客様の9割の方に立体造顔美容鍼®を提供していますので、この技術が自分の仕事の“柱”になっていると日々実感していますね。

 

平)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。

 

先生)鍼灸師として一番大切にしていることは、基本的なことですが「自分が納得して提供できることしかやらないこと」ですね。お客様に、美容鍼で「出来ないこと」を「出来るかもしれない」と曖昧に伝えないことや、自分の中できちんと腑に落としたことしかお伝えしないようにしていますね。その代わりに、自分で自信をもって提供できることに関してはお客様に 丁寧にお伝えしています。
特に美容鍼を受けたいと思っていらっしゃるお客様は、「ほうれい線が1回の施術で消える」「しみがきれいになくなる」など美容鍼にかなり期待をもって来店される方が多いので、そういうお客様に誇張して効果を話さずに、「原因があってほうれい線やしみができているので、こういう施術が必要になります」と誠実に対応するようにしています。

 

院のこだわりやアピールポイントに関してですが、1点目は、お客様の要望をきちんと時間をかけてお伺いするようにしています。今抱えているお悩みももちろんですが、将来的にどうなるのを防ぎたいか、どうなっていくのが不安なのかなど、しっかりヒアリングしていますね。
2点目は、当院は美容に特化しているものの、私が開業前に鍼灸整骨院で働いていたこともあり、身体の施術もセットで行っていることです。美容鍼を目的にして来店された方が身体とセットで受けられる方もいますね。特に、寝つきが悪い・寝てもすぐに起きてしまうなどの不眠や自律神経に関わる不調をしっかり整える治療に力を入れているのもポイントですね。
3点目は、実は鍼灸師になる前に建築士として働いていたので、その経験や知識を生かして内装にもこだわっていることです。院内は淡い緑やピンク、ホワイトを基調にしており、テイストの違った鏡を複数配置したり、照明も工夫しています。
(スタッフ注:この記事の最後に内装のお写真も掲載していますのでぜひご覧ください。)

 

ちなみに、私が建築士から鍼灸師に転職したきっかけは、建築士の仕事を辞めた時に、知り合いの美容師さんにその方が通っている鍼灸接骨院を紹介されて、「これからは介護と医療の時代だわよ」と勧められたことですね(笑)私自身も小中高とずっと野球をやっていて、鍼灸接骨院に通っていたこともあり、鍼灸に馴染みがあったのも大きかったです。

 

平)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)実際にお客様にいざ美容鍼を順序立てて説明するのは難しいですし、説明に時間がかかりますよね。
立体造顔美容鍼®は骨格や解剖学的にも理にかなっており、メカニズムにも沿ったやり方なので、私自身も理屈が腑に落ちやすいですし、「引き上げて鍼で止めていく」などお客様へも説明しやすく、またお客様も聞いていて分かりやすいと思います。

 

平)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)美容鍼の技術を学べることが一番大きいですね。
また、当院では私一人で施術をしているので、「こういう場合はどうしたらいいのかな」と疑問が生まれくるのですが、Facebookの会員オンラインサロンでの質問のやりとりを見て他の先生方がどう対応されているかを知れるのもいいですね。
他にも、今の美容業界の流れを知ることができるのも会員ならではの特典だなと思いますね。

 

平)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)受けて損はないと思うので、シンプルに受講した方がいいと思います!私が今まで勉強していた美容鍼の中でも一番分かりやすいと思います。

 


 

~取材を終えて~

 

今回野田先生にインタビューさせていただくなかで、まだまだ認知度が低い美容鍼の仕組みや効果を、正しく誇張なくお客様に説明するのが、お客様にとっても大切ですし、美容鍼業界にとっても重要だなとあらためて感じました。
また、野田先生の鍼灸師になった面白いきかっけやエピソードを知ることができて、とてもラッキーな取材になりました!
野田先生、ありがとうございました。

 


 

<サロン情報>

 

美容鍼灸サロン しらゆき堂鍼治療院
〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3丁目36-20 スクエアアパートメント204
TEL:052-684-8239 

 

 

 

 

JMCAA会員インタビューvol.1 宮元真保先生

いよいよ今回から新しい企画「JMCAA会員インタビュー」が始まります!
認定講師や上級技術マスターの先生にインタビューさせていただき、皆さんが認定コースを取得されるまでのいきさつや、立体造顔美容鍼®の技術をどのように生かしているか、さらに治療院のことなどを伺っていきます!

 


 

 

JMCAA公認 立体造顔美容鍼®
上級技術マスター鍼灸師
宮元真保先生

 

記念すべき第一回目は、宮崎県都城市で「鍼灸院 Belle」を開業されている宮元真保(みやもとまほ)先生です。
宮元先生の素晴らしい行動力と向上心に身が引き締まりながらも、その癒し系なお人柄のおかげでホンワカとしたインタビューになりました♡(聞き手:JMCAA平)

 

平)まずは、JMCAAのセミナーに参加された理由を教えてください。

 

先生)最初のきっかけは、JMCAAというより代表の岡本先生との出会いでした。
学生時代、福岡県の専門学校に通っていた時に、岡本先生の講義を受けたんです。今まで受けてきた講義の中で一番リフトアップ効果が高いことに驚きましたし、岡本先生が「美容鍼をきちんと世の中に広げよう」と思っていらっしゃるのが伝わってきました。それから、福岡から上京して麻布ハリークにも見学をさせてもらったりと交流が続きました。
その後、鍼灸師になってから地元の宮崎県で開業することになり、もっと技術を向上させたいと思い、JMCAAのセミナーに参加しました。

 

平)また、立体造顔美容鍼®上級技術マスター認定鍼灸師を目指そうと思ったきっかけはなんだったのでしょうか?

 

先生)美容鍼は世の中の人からまだまだ敷居が高いと思われているので、そんな中でも美容鍼を受けてくださるお客様は、効果をすぐに実感できないと離れてしまうと思っています。お客様にきちんと効果を実感してもらうためにも、一番レベルが高い技術を提供したいと思い、上級マスター認定コースまで習得しました。
ちなみに、地元の宮崎県や近隣の鹿児島県ではまだまだ美容鍼の店舗が少なく、美容鍼を提供している店舗でも、「お客様を満足させることができる店舗は、まだまだ多くはないのかな」と感じています。というのも、他の店舗で美容鍼を受けてから当院にいらっしゃったお客様から、「美容鍼は効果がないと思っていた」と言われることが多いんです。せっかく私の地元で美容鍼を広める仕事に就いているので、きちんと満足して頂ける美容鍼を提供しようと心がけています。

 

平)基礎技術と比べて上級技術を習得するために苦労された点はありますか?

 

先生)私が苦労したのは3点だったのですが、「押手で引き上げること」、「片手挿管」、「施術中に常に痛みがない鍼を意識すること」でした。その3点を克服するのは難しかったのですが、中々誰でもマスターできる技術ではないからこそ、習得してからはさらに自信をもって美容鍼を提供できるようになりました。
ちなみに、上級技術マスター認定コースを学んでいる間は、東京にマンスリーマンションを借りて勉強していました。
(スタッフ注:マンスリーマンションを借りて受講された先生は今まで宮元先生だけです!)

 

平)JMCAAで技術や理論を学んだことで、鍼灸師の仕事にどのようなプラス効果がありましたか?

 

先生)私が上級技術マスター認定コースを習得した当時は、九州の美容鍼サロンでこのコースを習得したのは私一人だったので、九州で一番早く高いレベルの美容鍼を提供できました。
地元の九州で先取りできたのは大きなアドバンテージになりました。
(スタッフ注:現在は、九州の他の先生も同コースを習得されています)

 

平)鍼灸師として一番大切にしていることを教えてください。また、院のアピールポイント、もしくはこだわりを3つ教えてください。

 

先生)私が鍼灸師として一番大切にしていることは、「できるだけ多くの方に東洋医学や鍼灸を知ってもらい、好きになってもらうこと」です。そのためには、まずは自分自身が東洋医学や鍼灸を好きでいることを心がけています。
また、「鍼灸院Belle」で一番大切にしていることは、お客様にサロンの空間を心地良く感じてもらうために、「完全予約制」「完全個室」にしていることです。
二つ目は、お客様により鍼灸を身近に感じてもらうために、自宅でのセルフケアを紹介していることです。お客様に自宅でお灸やツボのマッサージ方法を伝えて実践してもらうことで、自宅でも鍼灸を身近に感じてもらい、自分の身体をいたわる心地良さや効果を肌で実感してもらうようにしています。
三つ目は、鍼灸の強みはお肌や身体の悩みを根本から治療できることなので、お客さまの生活習慣をできるだけ深くカウンセリングして症状の原因を探し、お悩みを根本から解決していくことです。その際、上から目線にならないように、お客様と同じ目線に立って解決策を提案することを心がけています。

 

平)晴れて上級技術マスター認定コースを修了されましたが、これからお仕事でどのように生かしていきたいですか?もしくはどう生かしていますか?

 

先生)現在、当院の美容鍼は、全て立体造顔美容鍼®で提供しているのですが、上級技術を習得したことで、虚弱体質の方、顔面麻痺の方など、施術において特別な配慮が必要な方にもアレンジを効かせて美容鍼を提供できるようになり、幅広いお客様に対応できるようになりました。

 

平)JMCAAの会員になって良かったなと思うことを教えてください。

 

先生)私は、美容鍼以外の資格も取っているのですが、ものによってはその肩書を名乗るために会費を払っているようなケースもある中で、JMCAAでは勉強会やセミナーなど、資格を取ってからのアフターフォローがきっちりされていて助かります。またFacebookの会員オンラインサロンで他の先生方が質問をすると岡本先生や事務局の川畑さんが回答していらっしゃって、そのやりとりを他の会員も見ることができるので、実はこっそり勉強させて頂いています(笑)

 

平)最後に、これから上級技術マスター認定コースを受けようと思っている人へ一言アドバイスをお願いします。

 

先生)上級技術を習得すると、他の先生方と差がついて自信がもてますし、虚弱体質の方や鍼が怖い方など、様々なお客様に効果を出しながら臨機応変に対応できるようになりますのでおすすめです!

 


 

~取材を終えて~

 

今回宮元先生にインタビューさせていただくなかで、上級技術認定コースを習得すると、幅広いお客様に美容鍼を提供できるようになることが改めて実感できました!また、Facebookの会員オンラインサロンが先生方のお役に立てていることが分かりましたので、さらに盛り上げていきたいと思います!宮元先生、ありがとうございました。

 


 

<サロン情報>

 

鍼灸院 Belle
〒885-0052 宮崎県都城市東町13-4
TEL:0986-25-9624

 

 

 

JMCAA×長野式臨床研究会 共催セミナー立ち上げにあたり


JMCAA×長野式臨床研究会 共催セミナー立ち上げにあたり


この度、日本メディカル美容鍼協会(以下JMCAA、代表:岡本真理)は、長野式臨床研究会(代表:長野康司先生)と共に、「美容鍼灸の効果を上げる長野式治療入門セミナー(仮)」をスタートすることとなりました。
本企画の背景と経緯について、少し以下に説明を加えたいと思います。

JMCAA代表の岡本真理が運営する麻布ハリークでは、平成23年頃より所属鍼灸師が長野式臨床研究会主催のセミナーなどに参加・勉強を続け、長野式を取り入れた全身治療にあたってきました。
その治療効果と再現性の高さは目覚ましく、今でも麻布ハリークの基本施術方針の教科書的存在として、スタッフ全員で長野式治療の一部を学び、その素晴らしさを顧客と共に日々実感しています。

鍼灸師が全身治療としての美容鍼灸を提供するためには、身体の治療技術の向上が求められることは言うまでもありません。それを裏付けるように、平成30年6月に行ったJMCAAの会員アンケートでは、今後学びたいコンテンツの第1位として「美容のための全身治療」に票が集まりました。
身体の健康あっての美容鍼ですから、当然といえば当然ですが、やはり鍼灸師の皆さんのニーズが高いことも改めて実感できました。

少し大きな視点に立ってみると、近い将来、医師が病院で美容鍼を提供するのが当たり前の時代になり、鍼灸師が美容鍼で生き残っていくためには2つの道が残されていると考えます。
一つは、医師と同等に美容医療のプロフェッショナルになること。
もう一つは、美容につながる全身治療を提供できること。
このどちらかもしくは両方を備えないと、鍼灸師が美容鍼の道で生きていくことは難しくなっていくでしょう。逆にいえば、この二つを備える鍼灸師は、どんな時代になっても必ず活躍できます。

これまでJMCAAの認定コースでは、美容医療のプロフェッショナルになることを主眼にしてきました。
そして次は、美容につながる全身治療の習得を支援するために、美容鍼灸の臨床で直面する顧客の身体の悩み・症状に対し高いレベルで対応できる「長野式治療」を学べる場を企画検討し始めることになりました。
しかし、我々が長野式治療を皆様にお伝えするには無理があり、やるからには本家本元の「長野式臨床研究会」に共催をお願いしたいと考え、依頼したところ、私共の目的や趣旨にご賛同いただき今回実現することとなったのです。

本セミナーはまだ仮題ですし、開催日程や内容についても固まっておりませんが、これまで長野式治療をしっかり学んだことのない先生に、また美容を目的とした全身治療を学びたい先生に、必ずや喜んでいただける内容になることを確信しています。

決まっているのは、JMCAAの講師は岡本真理が、長野式臨床研究会の講師は岩島信吾先生(同会東北支部長/岩島治療院院長)が務めること。そして、会場は東京からスタートします。
詳細の概要が決まりましたら、また改めて各所でご案内いたします。
どうぞ楽しみにお待ちください。

平成30年「鍼灸の日」イベント参加報告


平成30年4月9日「鍼灸の日」に、メディア向けの鍼灸PRイベントが開催されました。
当協会も本イベントの特別協賛として参加し、協会代表の岡本真理(写真左端)が登壇し、ゲストらとのトークセッションや、ゲストへの「立体造顔美容鍼®」の美容鍼施術デモンストレーションを行いました。

本イベントには、元AKBの増田有華さん、雑誌「VOCE」専属モデルの田辺かほさん、三愛水着楽園17代目イメージガールの黒木麗奈さんが参加され、また特別ゲストとして「ひふみん」こと、加藤一二三さん(元棋士)が参加され、華やかかつ和やかな場となりました。



岡本は、モデルの田辺かほさんの施術を担当させていただき、施術後は「目が開きやすくなった気がします。あと鍼が刺さってたところがシュッと上がったような気がします」と仰っていただけました。
※田辺さんの施術体験の様子はこちらのモデルプレスの記事でもご覧いただけます。

施術後は、田辺さんとも記念写真をパチリ
うっとりするほどの超絶美肌の持ち主で、とっても素敵な方でした!



本イベントは、たくさんの鍼灸師の先生方、メーカさん、販社さんが参加され、ともに盛り上げた素晴らしい会となりました。
業界の皆さんと共に一緒に鍼灸を盛り上げていきたいとあらためて思った一日となりました!



パルス美容鍼に関する当協会の見解


【2024/05/07追記】
低周波鍼通電を行う際は、「鍼灸の安全対策サイト(公益社団法人全日本鍼灸学会臨床情報部安全性委員会作成)」から出されている、「鍼電極低周波治療器の安全確保のための基準に関する勧告」をご確認いただくことをお勧めします。


—————
(以下、原文)

平成29年12月現在、低周波治療器を用いた美容鍼施術(以下パルス美容鍼という)は日本全国で広く普及しており、その有効性・安全性はパルス美容鍼を提供する鍼灸師のなかで経験的に蓄積され、年間のパルス美容鍼施術数は推定5万件を超えます。

多くのパルス美容鍼施術が提供されているなかで、パルス美容鍼特有の重篤な有害事象や重大なトラブルは本協会では確認しておらず、低周波治療器を開発販売するメーカーや、相当数のパルス美容鍼施術を提供する美容鍼専門院の先生方に問い合わせても、問題となる特有の事象は把握していないとの回答を得ています。

一方、最近になって、顔面神経麻痺に対して低周波治療が推奨されていない事実を元に、表情筋に対するパルス美容鍼の安全性について心配する声が上がっています。

実際に、日本顔面神経研究会が出版した「顔面神経麻痺診療の手引き-Bell麻痺とHunt症候群-」のなかで、「神経筋電気刺激(低周波治療)は有害である(グレードD)」とされており、さらにその解説のなかで、「低周波治療は神経筋刺激による筋収縮を起こし、骨格筋の神経再生に有効な物理療法である。しかし、ENoG値40%の顔面神経麻痺の症例に対しては、患側全体の粗大で強力な筋収縮を誘発するために、神経断裂繊維の迷入再生も促進し、病的共同運動の原因になる。さらに顔面神経核の興奮性亢進をいっそう促して、筋短縮による顔面拘縮を助長することになる。(栢森良二)」との記載があります。

上記を根拠に、「果たして表情筋へのパルス美容鍼は問題ないのだろうか?」「果たしてパルス美容鍼を施術している鍼灸師はこのことを知っているのだろうか?」という自然な疑問につながったわけです。
事実、顔面神経麻痺に低周波治療をしている鍼灸師も多く、ご存知でなかった先生も多いのではないでしょうか。

日本神経治療学会から出されているBell麻痺の標準的神経治療のなかでも、同様の詳細解説を読むことができますので、ぜひご参照ください。

以下は、本件に関する当協会の見解です。

冒頭に触れた通り、年間数万件のパルス美容鍼施術が行われているなかで、パルス美容鍼特有の重大な有害事象報告は上がってきていません。
その状況下で、「顔面神経麻痺の患者にパルスは有害である」=「パルス美容鍼は有害である」と結論付けるのは早計だと考えます。
何故なら、パルス美容鍼が有害であると結論付けられた研究は無いことに加え、我々はそのリスクの可能性だけを論じるのではなく、ベネフィットも合わせて論じるべきだからです。

一方で、パルス美容鍼を提供する鍼灸師は、顔面神経麻痺の患者に低周波治療は推奨されていないことを頭に入れ、その理由や表情筋の特性をしっかりと理解して施術に当たるべきです。
例えば、顔面神経麻痺の方やその既往歴のある方にはパルス美容鍼は避け、それ以外の方にも必要以上に粗大な表情筋運動は避けるべきでしょう。
過去の経験からみて可能性は低くても、表情筋への通電で何かしらの問題が起きるリスクはゼロではないからです。
本協会サイトで無料ダウンロードできる美容鍼問診票の雛形にも「顔面神経麻痺の過去診断の有無」を確認できる項目を追加いたしましたので、皆さまにご利用いただければ幸いです。

また、「パルス美容鍼は有益である」という主張も、その根拠は、理論や経験に基づくものでしかなく、実際に有効性・安全性を検討した研究は殆どありません。
これは、美容鍼全体に言えることですが、有効性・安全性を検討する研究の推進は大きな課題ですので、協会としても積極的に取り組んでいきたいと考えています。

最後に、
当協会でもパルス美容鍼を「立体造顔美容鍼®の基礎技術」として受講者の皆さまにお伝えしていますが、パルス美容鍼は、理論的・経験的に有効性・安全性が高く、顧客満足度の高い施術だとの認識・立場に全く変わりありません。

現在パルス美容鍼を提供されている先生方は、周辺知識をしっかり勉強したうえで、引き続き自信を持って安心して施術を提供していただきますようお願いいたします。

当協会主催の「1Day基礎コース」では、顔面神経麻痺への低周波治療や、パルス美容鍼のリスクマネジメント、表情筋の特性について、座学・実技内容に含めて受講者に学んでいただいています。

医学的知識に基づく美容鍼を学びたいという先生は、ぜひ「1Day基礎コース」や、その後に続く協会の勉強会にて共に学んでいきましょう。

皆さまと力を合わせて、より良い美容鍼を創り、健康で美しい社会に貢献したいと願っています。


文責:日本メディカル美容鍼協会 代表 岡本真理



【注意事項】
※本見解は、当協会独自のものです。美容鍼施術、パルス美容鍼施術を提供するにあたっては、各自周辺知識を十分に勉強し、自己責任のもと行っていただきますようお願いいたします。

※本協会は、パルス美容鍼のすべての有害事象を把握できているわけではありません。重大な有害事象等があった際は、何かしらの形で皆様に情報共有したいと考えております。

※本見解は、平成29年12月時点でのものとなります。今後の知見次第では変わる可能性があるということをご理解ください。